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アイフル(株)【8515】の掲示板 2018/06/20〜2018/07/05

休日ですし、先週の新聞からアイフルへの影響を検証してみました。

「カードローン メガ銀の火種に 保証会社の貸倒費用13%増
過去の融資が焦げ付き 」

(基本原文のまま)
カードローンなど無担保融資の貸し倒れが、メガバンクの火種になりつつある。ローンの返済を保証するノンバンク大手3社の貸倒関連費用は2017年度に約1400億円と前の年度から13%増え、6年ぶりの高水準になった。相対的に高い金利で融資するカードローンはメガ銀の業績を下支えしてきたが、一転して重荷になる可能性もある。

都内在住のある女性会社員は銀行カードローンの借入額が年収を上回る。毎月の返済額は月収の7割。クレジットカードの返済のために銀行カードローンを頼ったが、「銀行への安心感から借りすぎてしまった」という。弁護士に相談し、返済額を減らす「個人民事再生」を検討している。
この女性会社員のような事例は広がっており、銀行カードローンの焦げ付きが増えている。
カードローンの仕組みはこうだ。銀行は年率2~14%程度で利用者に融資。その際、保証会社に手数料を払って返済を保証してもらう。顧客が返済できなくなれば保証会社が弁済する。
一方、メガ銀は保証業務を手がけるノンバンクをグループに抱えており、焦げ付きは連結決算にはね返る。三菱UFJ・FGはアコム、三井住友FGはプロミスがそれぞれの連結子会社だ。オリコはみずほ銀行が49%出資し、持ち分法適用会社にしている。

メガ銀の与信費用全体は景気回復や企業業績の改善もあり、ここ数年は低位で推移する。その中でノンバンク3社の貸倒関連費用の伸び率は高まっている。同じグループだけでなく、地銀などのカードローンに保証した分が焦げ付いているのも一因だ。

10年の改正貸金業法(総量規制が導入)で総量規制の対象外である銀行のカードローンは、低金利で利ざやが縮む銀行にとって収益貢献が期待できる柱のひとつと期待された。銀行全体では6兆円弱と、この8年で8割増えた。
ただ過剰融資で多重債務問題につながりかねないとの批判を浴び、全国銀行協会は17年3月に審査の厳格化に向けた申し合わせを公表。自主規制で顧客の年収に対する融資額の上限を設ける銀行も多い。その結果、ローン残高の伸びは一服したが、過去の融資の焦げ付きが増え始めている。

記事続く

アイフル(株)【8515】 休日ですし、先週の新聞からアイフルへの影響を検証してみました。  「カードローン メガ銀の火種に 保証会社の貸倒費用13%増   過去の融資が焦げ付き 」   (基本原文のまま) カードローンなど無担保融資の貸し倒れが、メガバンクの火種になりつつある。ローンの返済を保証するノンバンク大手3社の貸倒関連費用は2017年度に約1400億円と前の年度から13%増え、6年ぶりの高水準になった。相対的に高い金利で融資するカードローンはメガ銀の業績を下支えしてきたが、一転して重荷になる可能性もある。  都内在住のある女性会社員は銀行カードローンの借入額が年収を上回る。毎月の返済額は月収の7割。クレジットカードの返済のために銀行カードローンを頼ったが、「銀行への安心感から借りすぎてしまった」という。弁護士に相談し、返済額を減らす「個人民事再生」を検討している。 この女性会社員のような事例は広がっており、銀行カードローンの焦げ付きが増えている。 カードローンの仕組みはこうだ。銀行は年率2~14%程度で利用者に融資。その際、保証会社に手数料を払って返済を保証してもらう。顧客が返済できなくなれば保証会社が弁済する。 一方、メガ銀は保証業務を手がけるノンバンクをグループに抱えており、焦げ付きは連結決算にはね返る。三菱UFJ・FGはアコム、三井住友FGはプロミスがそれぞれの連結子会社だ。オリコはみずほ銀行が49%出資し、持ち分法適用会社にしている。  メガ銀の与信費用全体は景気回復や企業業績の改善もあり、ここ数年は低位で推移する。その中でノンバンク3社の貸倒関連費用の伸び率は高まっている。同じグループだけでなく、地銀などのカードローンに保証した分が焦げ付いているのも一因だ。  10年の改正貸金業法(総量規制が導入)で総量規制の対象外である銀行のカードローンは、低金利で利ざやが縮む銀行にとって収益貢献が期待できる柱のひとつと期待された。銀行全体では6兆円弱と、この8年で8割増えた。 ただ過剰融資で多重債務問題につながりかねないとの批判を浴び、全国銀行協会は17年3月に審査の厳格化に向けた申し合わせを公表。自主規制で顧客の年収に対する融資額の上限を設ける銀行も多い。その結果、ローン残高の伸びは一服したが、過去の融資の焦げ付きが増え始めている。  記事続く

  • >>381

    あるノンバンク幹部は「残高が伸びるにつれ、顧客層が変化してきた」と話す。銀行のもともとの顧客だけではなく貸し倒れリスクが高めの低年収層も増えているという。メガ銀は06年以降、グループの消費者金融で過払い金請求が急増し、大幅な引当金の積み増しを迫られた。カードローンがそれに続くリスクとして浮上してきた。

    以上までが記事

    ・先の添付した表の計約1450億円は、アコム・プロミス・オリコ3社の合計
    ・10年度の高さから考えると、過払い返金を含んでいます

    では、次にアイフルの信用保証額と保証を含めた営業債権全体での貸倒関連費用の推移です。
    (最初は先の表と同じ条件の場合)
     貸倒関連費用 信用保証額
    13.3 404億円 744億円
    14.3 255億  755億
    15.3 228   738
    16.3 215   734
    17.3 209   757
    18.3 225   864

    次は過払い金を除いた場合
     貸倒関連費用 信用保証額
    13.3 251億円 744億円
    14.3 180億  755億
    15.3 165   738
    16.3 166   734
    17.3 171   757
    18.3 199   864

    18.3期に信用保証額の増加に伴い、貸倒関連費用も増えている様に見えますが、
    無担保ローン残高(前期576億円の増)を含む営業債権全体に対してなので、全く問題ありません。
    また会社コメントは
    「利息返還に係る貸倒以外の通常貸倒発⽣率は3%となり、引き続き低位安定」
    上記の数字からも全くその通りです。

    お気づきの方も多いと思いますが、アイフルは他の大手消費者金融を比べて信用保証額自体が極端に少ないです。
    因みのアコムの18.3時点の額は、1兆1996億円。
    理由は書くまでもありません。
    決して少ないからいい、と言う話でもなく、質の高い債権は大いに歓迎すべきです。
    また、メガ銀がカードローン残高を飛躍的に伸ばす一方、中小地銀の残高がそれ程のびなかったのは、CMの威力と一般的な安心感、そして「見せかけだけの低金利」が理由と考えら得ます。


    結果、今回の「カードローン メガ銀の火種に 保証会社の貸倒費用13%増・」
    話、アイフルには18.3期時点でも全く悪影響は出ていない、と言う事です。

    引き続き、無担保ローンを中心にした営業債権全体の増加に期待します。