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(株)長野銀行【8521】の掲示板 2015/04/29〜

アピックヤマダ㈱ 第三者委員会報告書 
第六 本件不適切な会計処理に係る主な役職員の関与状況 69頁

1 押森社長
押森社長は,本件不適切な会計処理に係る売上計上に関しては,顧客の承諾があるため問題ではない,と主張する。

しかしながら,押森社長は,平成29 年3 月に売上計上した得意先B 社案件に関して,営業A 部長から,工場の電源が確保できなかったため製品の現地調整は未了であることについては報告を受けており,また,外注先A 社の作業工数の改竄等に関しては認識していたとも供述しており,事実と異なるサービスレポートの作成等を黙認している。

仮に,売上計上に関し問題が一切ないとの認識であるならば,このような作業工数の改竄等は必要ないところ,これを黙認していることは,売上計上に関しては問題ないとの押森社長の供述と矛盾する。

また,押森社長は,日頃,「売上にこだわった活動をするべきである」「予算の達成は,目標ではなく義務である」等と述べ,売上予算の達成を強く求める経営方針を掲げていた状況が認められるが,このことと,3 期連続で赤字が続いた翌期である平成27 年3 月期以降に特に売上の前倒し計上が増加したことを考え合わせると,本件不適切な会計処理の実行には,経営者である押森社長の姿勢が強く影響した可能性は否定できない。