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オリックス(株)【8591】の掲示板 2017/12/25〜2018/02/01

1月16日 毎日新聞

2017年の1年間に大阪府内を訪れた訪日外国人(インバウンド)が統計開始以来、初めて1000万人を超えることが確実になった。大阪観光局が17日に公表する。関西国際空港を発着する格安航空会社(LCC)の増便や円安傾向が追い風となり、中国、韓国を中心とする東アジア各国で、依然として高い人気が続いているとみられる。

 来阪したインバウンド数は、日本政府観光局がまとめる「訪日外客数」に、観光庁の「訪日外国人消費動向調査」での大阪への訪問率を掛け合わせ、大阪観光局が独自に算出している。統計を始めた11年は約157万人だったが、3年後の14年に約374万人、翌15年には約716万人と倍増。16年は約940万人に達し、17年はそれを上回る高水準で推移していた。

 大阪観光局によると、リピーターの増加もあり、インバウンド全体の約7割は中国や韓国、台湾、香港からと従来と同様の傾向が続く半面、タイやマレーシア、ベトナムからの観光客も伸びるなど、アジア広域へと拡大を見せている。大阪入国管理局関西空港支局がまとめた17年の関空の出入国者数(速報値)は約2090万人と、1994年の開港から初めて2000万人を突破。関空の運営会社「関西エアポート」によると、LCCの発着便数は11年の冬ダイヤ(10月末~3月末)で週47便だったが、17年は481便と10倍以上に増えるなど、今後もインバウンドの増加が見込まれる。

 大阪府と大阪市が16年11月にまとめた「大阪都市魅力創造戦略2020」は大阪へのインバウンド数について、20年までに1300万人の達成を目標に掲げている。大阪観光局は「今後も高水準を維持できれば、来年にも目標をクリアすることは可能ではないか」と分析している。