ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)岡三証券グループ【8609】の掲示板 2015/04/29〜2019/03/18

だいぶ前の体験なので参考になるかもわからないけど入社を検討している学生諸君に岡三の社風を。

今もまだあるのかは知らないが私が岡三で勤務していた当時は一年間研修という制度があった。木場トレーディングセンターでの座学がメイン。そこでの座学は証券外務員1種や変額保険販売資格の取得のための勉強6割、マーケットやチャートの読み方2割ビジネスマナー2割。実際ここでの研修は同期との仲間意識醸成や連携に役立ってありがたい制度だったと思ってる。
一年間研修という名前だけ聞くとまるで一年間ずっと大学生宜しく座学に勤しんでるかのように聞こえるが実際は入社して3か月間だけ座学、その後は全国の各配属先に散って現地でOJT。たまに木場に呼び戻され数日の座学研修。ノルマ(目標と言っていた)といえばせいぜい顧客開拓件数程度で収益ノルマは形式上はあったが達成できなくても気にしなくていいからまず客を作れというスタンス。

ただし2年目になった4月1日から一気に色んなノルマがのしかかってくる。
若手の一番仕事・顧客開拓ノルマは勿論、売買手数料による収益ノルマ、特定の金融商品(新株や投信や外債や個人向け国債)販売額ノルマ、セミナー参加者ノルマ等々。成果主義・資本主義の権化とも言われる証券会社ではとにかく社員一人一人に対する数字への訴求がもの凄い。店全体のノルマが達成できてなければ15分ごとに副支店長が恫喝して営業社員を煽りたてる。顧客開拓に外に出たら真夏日や真冬日は体的につらいけど私としては支店にいるよりはまだマシだったと今でも思っている。
そして当然ノルマ未達成であるとか、未達成の見通しになりそうな社員は課長が直々に皆の前で詰めるし、それでも改善しなければ副支店長が詰め、それでも効き目無ければ支店長から警告のようにちゃんとやるよう諭される。(支店長が恫喝したらだれも止められなくなるからなだめ役に徹する、恫喝役は支店長未満の人がやる)
ハッキリ言って想像しているであろう以上にすごい厳しく激しい業界。証券会社ではノルマを達成できないことは悪であり劣等でしかない。そして誰も助けたりしない、なぜなら皆自分のことで必死だから。

これは岡三に限らないと声を大にして言明できる、証券会社で立身出世を願うなら情を捨てて人の不幸を背負わない冷血な人間になれるかどうか。それでいてユーモアと上司への配慮を忘れてはいけない。