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トレイダーズホールディングス(株)【8704】の掲示板 2016/05/29〜2016/06/01

>>712

続き

「買い物をするたび未来へ投資ができる」。こんなキャッチフレーズを掲げるのは少額の投信積み立てサービスを提供する米エイコーンズだ。クレジットカードは通常は代金分だけ決済するが、同社が提供するサービスは、例えば14・32ドルの買い物をすると15ドルが引き落とされ、1ドル未満の釣り銭が積み立てに回る。
 いますぐ友人にお金を返したいが、ATMでお金を下ろすと時間外手数料がかかるし、ネットバンキングだと振込手数料がかかってしまう。フィンテックによって手軽で安価な個人間の送金が可能になった。
 楽天銀行やLINEはSNSを使った個人間の送金サービス開始。ヤフーも5月に参入し、利用者の裾野が広がりつつある。いずれもスマホに専用アプリをダウンロードし、利用登録して使う。送金相手の口座の情報などは必要ない。相手と金額を指定すれば、SNSで「友達」にメッセージを送る感覚で送金できる。
 将来はフィンテックとマイナンバー制度の連係もあり得る。例えば個人の医療情報とひも付ければ、「年間の通院履歴によって支払った医療費の合計がわかるので、確定申告で医療費控除に利用できる」(大和総研経済環境調査部の町井克至主任研究員)。
 金融庁は4月、「フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議」を設置。フィンテック分野でベンチャー企業の成長を後押しする環境整備に乗り出した。銀行によるIT企業への出資制限を緩める内容を盛り込んだ改正銀行法も成立した。近い将来、個人のマネーライフを塗り替える画期的なサービスが出てくるかもしれない。