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東急(株)【9005】の掲示板 2016/11/25〜2018/07/13

酔客対策、つかまれても「すぐ外れるネクタイ」

国土交通省によると、2016年度の被害件数は825件で、4年連続で800件を超えた。
ダイヤが乱れるのを気にして泣き寝入りするケースもあり、各鉄道事業者は対応に頭を悩ませている。

「ふざけんなよっ」。
昨年2月20日夜、東急長津田駅(横浜市)の上り線ホームで、列車から降りてきた60歳代の男性客がいきなり、20歳代の駅員のこめかみを殴りつけた。
客は駆けつけた警察官に連れていかれたが、駅員は全治3日間のけがを負った。
この約1時間前に起きた人身事故の影響でダイヤが乱れており、腹を立てていたとみられる。客は酔っていた。

客による暴力行為の深刻化を受け、国交省は13年度以降、全国約200の鉄道事業者に被害の報告を求めている。件数は14年度の887件から減少しつつあるが、ほぼ横ばいの状況だ。

16年度の825件のうち、被害は東京都264件、神奈川県95件、大阪府65件と、大都市に集中。
客が酔っていたのは少なくとも504件(61%)に達した。

ある事業者は「通報などのために列車を止めれば何十万人に影響する恐れがある。
被害が軽微だったり、ラッシュ時間帯だったりすれば、泣き寝入りするケースもある」としており、
実際にはさらに多くの事案が発生しているとみられる。

トラブルがこじれることによるダイヤへの影響などを避けようと、各事業者は対策を練っている。

東急電鉄は、乗客に胸ぐらをつかまれた時に備え、「外れやすいネクタイ」を駅員に着用させている。
ワイシャツに引っかけるだけの簡単な仕組みで、引っ張ればすぐに外れる。
担当者は「酔客には、やはり胸ぐらをつかまれやすい。つかまれると、応援要請などの対応に遅れが出てしまう」
と話す。
【読売新聞 2018年03月30日】
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180330-OYT1T50070.html

「すぐ外れるネクタイ」を着用させて、田園都市線の遅延を少しでも減らそうとする東京急行電鉄の企業努力には、
涙が出ます。

株価よ上がれ。