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京浜急行電鉄(株)【9006】の掲示板 2015/04/29〜2018/06/04

違法風俗店街が変身!「黄金町」高架下の挑戦 「ちょんの間」転じてアーティストの街に

京急電鉄の日ノ出町駅から黄金町駅にかけてのエリア、2000年代前半まで違法風俗店が100軒ほどあったというこの高架下は、行政や地域による取り組みで「アート」を用いたまちづくり拠点へと変化を遂げた。

高架下の違法風俗店街のおこりは第二次世界大戦直後のことだ。日ノ出町の東側には横浜一の歓楽街「野毛」があることもあって、夜の街は華やかで活気があった。
はじめは進駐軍に土地を接収されたことで行き場をなくした人々が生活を成り立たせるためにこの地区で売春業をはじめ、そのうちに京急電鉄の高架下へと店舗が集約されていった。1970年頃までは日本人が中心の違法風俗店が多く、その後は東欧や南米からやってきた外国人が中心となり、店も少しずつ増えていった。しかし、当時はまだ地域と違法風俗店で働く人々の間に人間関係があり、暗黙のルールがあった。

状況が変わったのは95年に発生した阪神・淡路大震災以降だ。2002年、京急電鉄が高架の耐震工事を行うために風俗店に立ち退きを求めると、違法風俗店が周辺に移転し始めた。さらに他からも同じような店を呼び寄せ、2004年までにたちまち約260店舗まで増えた。

危機感を覚えた日ノ出町の日ノ出町内会、初音町、黄金町から構成される初黄町内会は、2002年に初黄・日ノ出町地区風俗営業拡大防止委員会を立ち上げた。その後、地域の小学校のPTAなども参加し、初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会へと発展する。2005年には警察が本格的にかかわるようになり、24時間警備もスタート。そして同年夏にはマスコミも招いて徹底取り締まりを行う「バイバイ作戦」を行った。

こうして風俗店は閉鎖状態になったが、一方では住民が減り、独特の建築物だけが残された地域の活力は低下してしまった。人が歩かなくなり薄暗い空気の通りを見て、いつか違法風俗店が戻ってくるのではないかと住民は危惧したという。
https://toyokeizai.net/articles/-/215378

京浜急行電鉄主導ではなく、地域住民の手によって再生されたわけですね。京急主導での地域再生だったら、株価への好材料になったかもしれないですけど、横浜~三崎港間の人口減少への対策で忙しい京急がこんな面倒なことするわけないですよね。