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九州電力(株)【9508】の掲示板 2018/02/25〜2018/03/31

テロ対策費が会計上どのように扱われるのかについてIRに問い合わせた件で、
回答がきました。その内容を端的に書いちゃいますけど、

・原子力発電所の安全対策費は、会計上、設備投資は資産として、
 費用は修繕費や固定資産除却費などの会計科目に計上する。

・設備投資については使用開始日を以て固定資産に計上し、減価償却の対象となる。

とのことです。自分はこの内容が損益や株価に与える影響が判らないので、
誰か解説してください(切実)。

  • >>90

    一括計上じゃなくて毎期少しづつ減価償却費として出てくる。

    むしろ、それを電力料金に算入できるのかが重要

  • >>90

    >費用は修繕費や固定資産除却費などの会計科目に計上する

    費用はイニシャル経費と維持費があるが、イニシャル部分が大きいとその後の負担は少なく済む
    ここも確認すると良いですね

  • >>90

    テロ対策として
    ・敷地の周りに万里の長城を建設した
    ・1万人を雇って、1年間交代で昼夜分かたずパトロールさせた
    をして、どちらの対策にも1000億円支出したとします。

    前者の場合、現金は1000億円減少しますが、その代わりに1000億円の
    長城を入手し、さらに長城は翌年にも残っています。
    こうした支出は設備投資として扱われ、現金が現物に変わっただけなので
    損益に対する影響はゼロとなります。その代わりに、長城といえども
    経年劣化するので、その現物の価値を数十年かけて減少させる経理処理を
    行います。

    後者の場合、1000億円かけたあとに何も残っていません。
    こうした支出は費用として扱われ、その年の損益に100%反映されます。

    九電が実際に行ったテロ対策は、その大部分が前者であると思われます。
    よって、今年度の損益に対する影響はゼロか、あってもごくわずかと
    思われます。
    しかし、
     ・今後数十年にわたって、損益のマイナス要因が残る
     ・通常の設備投資は将来利益を生むが、テロ対策ではそれがない
     ・今年の損益への影響はゼロでも、現実に現金は出ているので
      配当方針に影響する
    など、株価に対してはあまりいい影響はないと思います。

  • >>90

    >テロ対策費が会計上どのように扱われるのかについてIRに問い合わせた件で、
    >回答がきました。その内容を端的に書いちゃいますけど、

    >・原子力発電所の安全対策費は、会計上、設備投資は資産として、
    >  費用は修繕費や固定資産除却費などの会計科目に計上する。

    >・設備投資については使用開始日を以て固定資産に計上し、減価償却の対象となる。

    >とのことです。自分はこの内容が損益や株価に与える影響が判らないので、
    > 誰か解説してください(切実)。

    簡単に説明いたします。
    仮定 今回の工事費用が2500億円と仮定します。
       内 費用部分を100億円
         設備投資 建物部分 1400億円
              設備   1000億円

    2018年~2019年で終了とすると
      費用部分は2018年で50億円 2019年50億円となります。
    これは営業経費になりますので、経常損益が50億円減ることになります。

    次に建物の減価償却ですが、建物は一般的に38年償却となっています。
    分かりやすい定額償却とすると
      (1400億円-140億円)÷38年=33億円
     33億円が2020年から費用として計上されます。

    次に設備投資ですが、設備内容で償却期間が変わりますが、10年とすると
       (1000億円-100億円)÷10=90億円
     90億円が2020年から費用として計上されます。

    2018年以降の経常利益を見ると(いづれも2017年比)
     2018年は玄海再稼働でプラス800億円 650+800=1450億円
     2019年は650億円+800億円-50億円=1400億円
     2020年は650億円+800億円-50億円-33億円-90億円=1277億円
     2021年は650億円+800億円-33億円-90億円=1327億円
     以降は同じです。
    純利益から見ると500億円に400億円~500億円をプラスして
      900億円から1000億円の純利益となります。
    これは1株当たり利益で見ますと 180円/株~200円/株となります。

    1部上の平均PER15倍をかけますと 
      2700円~3000円
    現在の九電のPER10倍をかけますと
      1800円~2000円となります。
    これで良いでしょうか