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九州電力(株)【9508】の掲示板 2018/02/25〜2018/03/31

>>90

>テロ対策費が会計上どのように扱われるのかについてIRに問い合わせた件で、
>回答がきました。その内容を端的に書いちゃいますけど、

>・原子力発電所の安全対策費は、会計上、設備投資は資産として、
>  費用は修繕費や固定資産除却費などの会計科目に計上する。

>・設備投資については使用開始日を以て固定資産に計上し、減価償却の対象となる。

>とのことです。自分はこの内容が損益や株価に与える影響が判らないので、
> 誰か解説してください(切実)。

簡単に説明いたします。
仮定 今回の工事費用が2500億円と仮定します。
   内 費用部分を100億円
     設備投資 建物部分 1400億円
          設備   1000億円

2018年~2019年で終了とすると
  費用部分は2018年で50億円 2019年50億円となります。
これは営業経費になりますので、経常損益が50億円減ることになります。

次に建物の減価償却ですが、建物は一般的に38年償却となっています。
分かりやすい定額償却とすると
  (1400億円-140億円)÷38年=33億円
 33億円が2020年から費用として計上されます。

次に設備投資ですが、設備内容で償却期間が変わりますが、10年とすると
   (1000億円-100億円)÷10=90億円
 90億円が2020年から費用として計上されます。

2018年以降の経常利益を見ると(いづれも2017年比)
 2018年は玄海再稼働でプラス800億円 650+800=1450億円
 2019年は650億円+800億円-50億円=1400億円
 2020年は650億円+800億円-50億円-33億円-90億円=1277億円
 2021年は650億円+800億円-33億円-90億円=1327億円
 以降は同じです。
純利益から見ると500億円に400億円~500億円をプラスして
  900億円から1000億円の純利益となります。
これは1株当たり利益で見ますと 180円/株~200円/株となります。

1部上の平均PER15倍をかけますと 
  2700円~3000円
現在の九電のPER10倍をかけますと
  1800円~2000円となります。
これで良いでしょうか