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アイエックス・ナレッジ(株)【9753】の掲示板 2015/04/16〜2018/03/11

自己株式の消却とは、会社が保有する自己株式を譲渡できないように消滅させることです。

自己株式の消却の前には、通常、自己株式を取得(市場、市場外)します。
自己株資金の取得は、通常、会社が自社株が割安と判断した時に、色々な目的のために会社の資金で自社株を購入(調達)します。
購入した自己株式は当然ながら、一定の価値を持ち、例えば役員のストックオプション行使時や他社買収時の株式交換などに利用される余地があります。

自己株式の消却とは、どの用途にも利用しないとして、保有する自社株を消滅させることです。
消滅させたところで会社の価値は何ら変わりません。(既に自社株購入時に代金支払済)とはいっても、株価的にはメリットと捉えられることの方が多くなります。
その理由は、自己株式のままだと、経営者が今後どのように自己株式が処分されるかわかりませんが、
一旦消却してしまえば処分しようがないため、株主にとってはより経営が明確になるからです。

自己株式の消却は経営者側から株主に対する、一連の自己株式取得処理が完了したとのメッセージと捉えておくと良いでしょう。