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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2017/11/07〜2017/11/08

スプリント株・社債が急落、Tモバイルとの統合断念で見通し厳しく

通信網への投資や債務返済、契約者獲得で多額の現金必要
新たな価格競争や利益率縮小の観測で他の通信株も下落
ソフトバンクグループ傘下の米スプリントは、TモバイルUSとの経営統合に向けた交渉が打ち切られたことを受け、もはや困難の克服に大型合併を当てにすることができなくなった。整備が遅れている通信網への投資や380億ドル(約4兆3200億円)に上る債務への対応、採算性を損なわずに契約者を増やす方法などに自力で取り組む必要がある。
  極めて難しい課題であり、投資家を悲観的にさせている。スプリントの株価は6日の取引で一時14%急落。新たな価格競争や利益率縮小の観測で他の通信株も売られた。スプリントがさらなる現金を必要とするとの懸念で同社の社債価格も大幅に下落。非常に競争の激しい通信市場に対応するためネットワークを刷新するには年間約60億ドルの資金が必要となるとされ、これは2017年を50%余り上回る額。
  ニューストリート・リサーチのアナリスト、ジョナサン・チャップリン氏は「スプリントは過去10年とほとんど同じような状況に置かれている」と指摘。てこの端の石のようで「資源なしでは単なる動かない石だ」と述べた。

  スプリントとTモバイルUSによる経営統合の断念は今回で2度目。スプリント株は6日、一時5.72ドルまで下げた。合意に至らないまま協議が長引く中、9月末から先週3日までに14%下げていた。BTIGのアナリスト、ウォルト・ピエシク氏は先週のリポートで、スプリント単体の価値を1株当たり4ドルと評価した。
  スプリントの20億ドルの2032年償還債(表面利率8.75%)の価格は6日に約5セント下げ、額面1ドル当たり117.5セント。債券価格報告システムのトレースによると、ブルームバーグ・バークレイズ・ハイイールド指数の構成銘柄で値下がりトップとなった。

ソフトバンクグループ(株)【9984】 スプリント株・社債が急落、Tモバイルとの統合断念で見通し厳しく  通信網への投資や債務返済、契約者獲得で多額の現金必要 新たな価格競争や利益率縮小の観測で他の通信株も下落 ソフトバンクグループ傘下の米スプリントは、TモバイルUSとの経営統合に向けた交渉が打ち切られたことを受け、もはや困難の克服に大型合併を当てにすることができなくなった。整備が遅れている通信網への投資や380億ドル(約4兆3200億円)に上る債務への対応、採算性を損なわずに契約者を増やす方法などに自力で取り組む必要がある。   極めて難しい課題であり、投資家を悲観的にさせている。スプリントの株価は6日の取引で一時14%急落。新たな価格競争や利益率縮小の観測で他の通信株も売られた。スプリントがさらなる現金を必要とするとの懸念で同社の社債価格も大幅に下落。非常に競争の激しい通信市場に対応するためネットワークを刷新するには年間約60億ドルの資金が必要となるとされ、これは2017年を50%余り上回る額。   ニューストリート・リサーチのアナリスト、ジョナサン・チャップリン氏は「スプリントは過去10年とほとんど同じような状況に置かれている」と指摘。てこの端の石のようで「資源なしでは単なる動かない石だ」と述べた。    スプリントとTモバイルUSによる経営統合の断念は今回で2度目。スプリント株は6日、一時5.72ドルまで下げた。合意に至らないまま協議が長引く中、9月末から先週3日までに14%下げていた。BTIGのアナリスト、ウォルト・ピエシク氏は先週のリポートで、スプリント単体の価値を1株当たり4ドルと評価した。   スプリントの20億ドルの2032年償還債(表面利率8.75%)の価格は6日に約5セント下げ、額面1ドル当たり117.5セント。債券価格報告システムのトレースによると、ブルームバーグ・バークレイズ・ハイイールド指数の構成銘柄で値下がりトップとなった。