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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2017/11/07〜2017/11/08


ソフトバンクグループの7-9月期の営業利益は前年同期比21%増の3956億円だった。事前の市場予想3472億円を上回った。米携帯電話のスプリント事業が引き続き好調だったほか、5月に発足したビジョンファンド事業の営業利益として810億円を初めて計上したことなどが寄与した。
  6日の開示資料などによると、売上高は3.7%増の2兆2251億円(市場予想は2兆2110億円)だった。スプリント事業の営業利益は19%増の702億円に上った。連結純利益はデリバティブ損失や財務費用などが拡大し81%減の971億円となった。スプリントはごく最近まで進めていた米同業大手との合併協議を打ち切っている。
  決算会見で孫正義会長兼社長は、スプリント事業について「まだまだ成長している。むしろグループの成長エンジンだ」などと指摘。その上で「IoTの時代がやってくる。自らコントロールする通信インフラを日米に持っていることが必要」として、「5ー10年単位で見ればソフトバンクにとって戦略的に欠かすことのできない企業だ」と述べた。
決算などについて説明するソフトバンクの孫正義会長兼社長
決算などについて説明するソフトバンクの孫正義会長兼社長 Photographer: Akio Kon/Bloomberg
  同時に発表した4ー9月期は純利益が87%減の1026億円、営業利益は35%増の8748億円だった。スプリント事業は増益だったが、国内通信事業、英半導体設計のアーム事業が不振だった。この6カ月間のファンド事業の営業利益は1862億円に上った。同ファンドは977億ドル(約11兆1760億円)を集め、これまでに170億ドルを投資などに回した。