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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2018/01/01〜2018/01/05

 孫氏の独特な交渉術は何年にもわたり、中傷する者だけでなく信奉者をも驚かせてきた。最近の熱狂的な株式取得も例外ではない。案件に関与した複数の関係者によれば、繰り返されるディールの中で、孫氏は創業者とじかに合って彼らの希望よりも多い出資額を受け入れるよう説得し、並外れた資金力を武器として利用した。

  孫氏の投資戦略は決して単純なものではない。同氏は自身を真の情報革命の信奉者だと考え、いつの日かコンピューターが人間の脳や身体と融合するシンギュラリティ(技術的特異点)という説を支持している。しかし、多くの懐疑論者もおり、配車アプリ事業がどのように稼ぐのか、あるいは人工衛星が屋内植物工場にどのように関係するかに疑問を呈している。

  孫氏(60)は1981年にソフトバンクを設立して以来、数百件もの投資を行い、ドットコム・バブル期には一時的ながら世界首位の富豪となる時期もあった。しかし、投資の大半は失敗しており、孫氏の評判の大半は1999年の中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングへの2000万ドルの投資1件によるものだ。

  その株式価値は、今では15兆5000億円(1380億ドル)に上り、これまでで最も利益の上がったベンチャー投資の一つとなった。しかし、多くの人はまぐれ当たりだと思っている。孫氏は一度は幸運をつかんだが、もう一度できるだろうかと。

  孫氏はこれについてコメントを拒否。ソフトバンクの広報担当者は孫氏の成功例について、アリババにとどまらないとし、スプリントやヤフー、ゲーム会社スーパーセルなどへの投資を挙げた。