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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2018/09/13〜2018/09/14

投資リターン、シナジーなど、複合事業体の好循環局面に注目、みずほが「買い」継続、目標株価12900円→14400円
みずほがSum of the Parts評価における国内通信事業とSprint事業の評価を引き上げ、投資判断「買い」を継続、目標株価を従来の12900円から14400円に引き上げた。

これまでの巨額投資やそれに伴う多額の負債がリスク視されることが多かったが、ソフトバンクビジョンファンドの投資リターンが徐々に顕在化し、評価益のみならず成功事例と呼べる巨額の売却益も出始めてきたことで投資事業がもたらす直接的リターンのみならず、既存事業の競争力を引き上げるシナジー効果など複合事業体が持つプラスの側面を積極的に評価しやすくなってきた状況と考える。保有資産価値に照らして株価は割安な水準にあるとみた投資判断「買い」を継続する。

国内モバイル通信分野は非通信分野のサービスとのバンドルが成長の視点ではより一層重要となっているが、ソフトバンクビジョンファンドの投資先の技術を活用した決済サービスの日本展開などは国内通信事業との代表的なシナジー。NTTドコモやKDDIが時間をかけながら非通信分野のサービスを育成しているなか強力な差別化要因として注目されよう。特にソフトバンクグループが保有していたヤフー株の一部ソフトバンクへの移管によって国内通信事業を営むソフトバンク株式会社の経営自由度が増してきたなかでの同業他社比の差別化要因は見逃せない。

19年3月期第1四半期決算では複数の投資先(Flipkart、WeWork、Uberなど)で未実現評価益が発生したが、第2四半期の評価益も注目される。具体的にはトヨタ自動車が8月28日に5億ドルの投資を発表したUberの評価が注目される、と指摘。

今2019年3月期連結営業利益を従来予想1兆1715億円(EPS571.1円)から1兆5611億円(EPS743.7円)へ、来2020年3月期同1兆2580億円(EPS639.4円)から1兆735億円(EPS495.6円)へ修正し、新たに2021年3月期連結営業利益を1兆1741億円(EPS555.9円)と予想している。