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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2015/11/06〜2015/11/11

「独身の日」輸入品も値引き、アリババ取引額すでに700億元(1.4兆円)超
日経電子版 2015/11/11 19:32

【NQN香港=竹内冬美】今年の「独身の日」も、中国の通販サイトが熱狂に包まれた。11月11日は、中国電子商取引(EC)最大手、アリババ集団が6年前にしかけたネット安売り合戦の日。アリババの取引額は半日足らずで前年の丸1日の実績を上回り、期待を裏切らない好調ぶりを見せつけている。
 独身の日は、1が4つ並ぶことから通称「双11」といい、「狂歓節(カーニバル)」とも呼ばれる。1990年代に大学生の間でイベントが行われるようになり、2009年にはアリババが通販の激安セールを開始。各社も追随するようになり、いまや、クリスマスや正月をしのぎ、世界でもっともオンライン販売が盛り上がる日となった。
 今年はアリババの通販サイトに4万超の販売業者が参加。ブランドの種類は3万、商品数は600万を超えた。前評判通り、アリババは午前0時の商戦開始から、早々と記録を塗り替えた。「天猫(Tモール)」の総取引額(GMV)は1分で10億元、12分で100億元に到達した。100億元までにかかった時間は12年には13時間だったが、13年は5時間、14年は38分と、年々短縮している。今年は午前11時50分時点で、既に過去最高だった昨年の24時間の実績(571億元)を上回った。
 中国のネット上には、「注文完了、ようやく寝られる」、「欲しかったピンク色の服が1分で売り切れたので、水色を買った」などの書き込みがあふれた。昨年までは国内のお祭りという雰囲気が濃かったが、今年は「天猫」で「全球狂歓節(全世界のカーニバル)」や「免税」の文字が躍る。アリババは世界を巻き込んだ商戦であることを前面に打ち出し、攻勢を仕掛けている。
 例えば「天猫」では、中国で一人っ子政策の廃止が決まったことを受けて「二人っ子補助」を宣伝文句に、最大9割引きで海外ブランドの粉ミルクやベビー用シャンプーなどを販売。花王の紙おむつ「メリーズ エアリーメッシュ」2袋入りは定価だと472元だが、198元で売られている。仏ダノンの傘下会社の粉ミルクは朝10時に完売した。
 午後5時28分時点で、アリババのGMVは719億元。セール終了までまだ6時間強ある。今年の独身の日のGMVは、市場予想の800億元を軽く上回りそうだ。