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リラバルダカラ
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リラバルダカラの掲示板

>>84

SBIニュースより
10月の第1週の振り返りと第2週のイベント

「トルコリラ 10月第1週は上値重く推移」
・9月は買い戻し基調が強まったトルコリラだが、10月に入り上値が重くなりつつある。リラ円は19.20円台を高値に、4日に一時18.21円まで下落。ドル/トルコリラも5.91リラ付近から6.22リラ後半までリラ安・ドル高に振れた。
・リラ売りのきっかけとなったのはトルコ国内の物価高騰が止まらないこと。3日に発表された9月トルコ消費者物価指数(CPI)は、前月比+6.3%、前年比+24.52%とそれぞれ前回値を上回る市場予想からも上振れた。市場では、25日の金融政策決定会合でトルコ中銀が再利上げとの思惑が高まりつつあるが、アルバイラク・トルコ財務相はインフレ率は今回がピークであるとの見解を示した。
・米国金利の上昇も、経常赤字国の通貨であるリラにとって重石となった。4日に米10年債利回りは7年以上ぶりの水準3.23%まで一時上昇した。
・報道によると、米財務省はトルコ企業と関係者3人を経済制裁の対象とした。北朝鮮と武器取引をしたことが理由。こちらも米・トルコ関係の悪化を想像させ、リラ売り要因。

「10月第2週も取り引き材料多し」
・9月CPI後の会見でアルバイラク・トルコ財務相は、8日週にインフレ対策を発表すると述べた。9月20日にも同相は経済対策を発表し、トルコリラは期待感で買われた後に失望感で売り戻された。いずれにせよ、取り引きチャンスとはなりそうだ。
・11日は8月トルコ経常収支が発表される。2015年10月以降は月間ベースで赤字が続いているが、今回は黒字の見込み。3年ぶりの黒字でリラの下値も限定となるか。
・12日には、トルコ当局にテロ容疑で拘束されている米国人牧師・ブランソン氏に対する審理がトルコ裁判所で行われる。8月17日には、釈放認めずの判断でリラは一時大きく売られた。先月にポンペオ米国務長官が早期釈放の可能性を示唆したが、エルドアン・トルコ大統領は「政治家が決めることではない」と述べており、釈放されるかはまだ不透明。

 「インフレ、経常収支、米人牧師」と来週もトルコリラの取り引き材料には事欠かなさそうだ。東京14時50分時点でリラ円は18.40円後で推移。日足一目均衡表・雲の下限18.38円を巡る攻防となっている。

(小針)