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名門!FX野球部! (-_☆)キランの掲示板

>>8869

NYダウが下がると全て下がるとよく聞きますが、逆にNYダウは上昇トレンドなのに日経平均やドル円は下降トレンドって事がありますがどういう事でしょうか?

  • >>8871

    こんにちは。

    >NYダウが下がると全て下がるとよく聞きますが、
    逆にNYダウは上昇トレンドなのに日経平均やドル円は下降トレンドって事が
    ありますがどういう事でしょうか?

    その時のチャートの形によりますが、基本的には
    NYダウが下がった時はドル円も日経平均も売られ、
    NYダウが上がった時はドル円も日経平均も買われます。
    但し、売り買いの量が違うんです。

    ですのでチャートの形に差が出るんです。

    一言で言うと、
    日本の企業が良くなると誰も思ってないって事ですね。

    世界の人々が

    「日本株買うくらいなら米国株買うわ!」
    「米国株売るくらいなら日本株売るわ!」

    ・・・って事です^^

    片方の国は人口減少して、もう片方は人口増加。
    どちらを買えばいいのかは一目瞭然です。

    おまけに通貨から見たらまったく逆になり
    日本の円ほど安全な資産は有りません。
    日本は米国の様に他国から借金してませんので。

    よって何かあるとみんなが円を買って円高になり
    更に多くの輸出企業銘柄で日経平均が構成されているので
    日本株が更に売られる訳です。

    それで上昇時と下落時の比率が変るのです。

    続く・・・

  • >>8871

    更にこれには大小の複数の理由が絡み合っているので
    1つの要因だけでは有りません。

    例えば、

    ドル円が上がると円安で日本の輸出企業が儲かりますよね?

    しかし「日本の輸出企業が儲かる」と言う事は
    「米国の企業が損をする」と言う事です。

    逆に
    ドル円が下がり円高になると「日本の輸出企業が損して」
    「米国の企業が儲かる」訳です。

    輸出企業と言ってもiPhoneの部品のように
    お互いWinwinの関係なら問題ないのですが、
    日本の自動車産業のせいで米国のデトロイトの自動車産業が
    壊滅したように、利益相反している業種が沢山ある訳です。

    つまり、本来「日経平均」と「NYダウ」は
    「為替から見た企業利益」としたら「反比例」している訳です。

    また別の見方をすると

    日本の輸出企業は米国に輸出して利益を得ています。
    日本の最大輸出国は米国であり
    つまりアメリカ人が日本の製品を買ってくれているから
    儲かっている訳です。

    円安になると日本企業が得して米企業が損します。
    米企業が損すると株が下がります。

    アメリカ人は日本人と違い自分の資産に占める
    株の割合が多いので、株価が下がると消費を控え
    日本製品を買わなくなります。

    すると日本企業は儲けが減って日経が下落するのです。

    更に別の見方をして見ましょうか^^

    アメリカのヘッジファンドは
    日本の株を買う時にリスクヘッジとして円ショートをしています。

    米国の株が下がるとその損失を補填する為に
    日本株を売ります。

    その時にヘッジしていた円ショートを買い戻す為に
    円高になり更にその円高で日本株が下がるのです。

    そして円高になると米企業が儲かりますので
    米株は再び上がりだします。

    アメリカ人はトレンドフォローを基本としているので
    上がった株は更に買われ直ぐに元に戻りますが、
    日本人はカウンター(逆張り)を基本としているので
    いつまでもグダグダして中々上がりません。

    つまりこの様な細かい国民性の違いの理由も含め
    経済で米国に依存している日本は
    米株が上がる時は恩恵は少ないが、
    米株が下がる時はモロにダメージを受ける訳です。

    取り合えず、以上です^^