ここから本文です
現在位置:
  • <<
  • 6 1
  • >>
  • 6(最新)

    AC 2014年2月2日 01:03





    田中(左)のボールをキャッチするスポニチ記者
     スポニチ記者が31日、楽天からヤンキースへの移籍が決まった田中将大投手(25)の練習をお手伝いした。田中はコボスタ宮城でこの日から単独自主トレをスタート。メジャーに移籍する右腕をサポートする前楽天広報部長の佐藤芳記氏(36)を相手にキャッチボールなどを行ったが、早大野球部出身、39歳のスポニチ記者も飛び入り参加。お遊び程度とはいえ、伝家の宝刀の威力は想像以上だった。

    マー君夫妻の愛犬ハルもNYへ!里田は荷造りに奮闘中

     鈍痛。パソコンのキーボードを打つたびにジンジンしたのは、左手人さし指の付け根だ。田中にとってはお遊び程度のボールを30球ほど受けただけ。それでも「161億円男」のボールには、やはり破壊力があった。

     「キャッチャーやってください」。佐藤氏とのキャッチボールを終えた田中に、ノックの返球を受ける役に指名された。こんなこともあろうかと思って、グラブを仙台まで持ってきた。ゴロを捕ってマウンドから返って来たボール。1球目はスナップスローだったが、記者のグラブの5メートル先からグッと勢いを増すような伸びを感じた。

     10球を超えたあたりで返球しようとした田中が、いたずらっぽく笑った。身構えた。なんとツーシーム。ボールが勢いを増しながら沈む。そんな軌道だった。次はスプリット。これには驚いた。伸びながら落ちた。あり得ない表現だが、そんな軌道だった。時には浮き上がって左右に揺れて落ちた。バレーボールのフローターサーブのような不規則な変化。大学まで野球経験がある記者だが、本気で投げられたらどうなるのだろうと恐怖感に襲われた。

     ビザの取得などで渡米日程が決まらない田中。楽天のチームメートがキャンプ地の久米島に移動し、この日から練習相手がいなくなるのは分かっていた。「野手ではないので、やることがそんなに多くない。困らないと思う」。当初から高校まで野球経験がある佐藤氏を練習相手に調整することを決めており「大丈夫でしょう」と楽観的だ。

     それでもちょっぴり本音も。「きのうまで選手でにぎわっていたところで僕だけなので、変な感じはある。いざこうなってみると寂しいなというのもある」。孤独な練習で田中が感じたメジャー移籍の実感が手加減されたボールから伝わってきた。
    .

並べ替え:
古い順
新しい順
アプリでサクサク「掲示板」を見る Yahoo!ファイナンス公式アプリ