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  • 認知症が理解されにくいのは、目では見えにくい脳の病気だからです
    認知症は脳の細胞が壊れていく病気で、本人ではどうする事も出来ないと言う事を、理解できていない人が多くみられます

    認知症では一気に悪くなる事は少なく、一進一退を繰り返しながら進行したりもします
    出来る時があるので、本当は出来るのにしないのではないかと思われがちです

    認知症の人は自分と違う

    「認知症の人は自分たちと違う存在だから、自分たちと同じことができなくて当たり前」

    そう決めつけて認知症の人の行動を制限したり、プライバシーを守らなかったりと、多くの人権侵害がケア提供者の姿勢から発することが見受けられますが
    たとえ認知症という疾患をもつ人でも、そうでない人と同じように生活していく権利があります
    ノーマライゼーションを理解しないで認知症の人に接していると、人権侵害を生むという現実を考えましょう

  • 認知症の人は、物を盗られたなどと、ごく身近な家族に対して言うことが多いようですが、言われた方はやりきれません
    日頃介助している家族にとっては、いったいなんのために助けているのかわからなくなってしまうでしょう
    しかし、真に受けて怒ったり否定したりすると、認知がさらに悪化するケースがほとんどのようです
    とにかくまず安心感や安定感を与え、心を落ち着かせてあげましょう
    そして その人のできることを少しずつ増やしてあげましょう 

    周囲の人は、認知症の本人にある程度ペースを合わせるのは仕方ないことだ、という理解を持って、付き合っていくことが大切です

    くどいようですが、私や、貴方もなりうる疾患なのです

  • 「自分はこれからどうなってしまうんだろう」
    「何もわからなくなるのか」
    「別な人間になってしまうのか」
    「みんなに忘れられてしまうのか」
    「このままで生きていけるのか」


    自分がイメージするかつての自分と今の自分のギャップに苦しみ、あせり、苛立ちます
    普通ならある程度自分の先の状態が予想できるからこそ、安定して今を生きていけるのです
    しかし、認知症の本人は、急速に失われていく能力の中で先の自分の状態が見えず、恐怖と不安の中にいるに違いありません
    わからない・できないと言いたくないのに、自分ですることができず、耐え難い苦痛の中で介護を受けるしかない
    そして、自分のせいで家族に迷惑をかけている、嫌われるかもしれないと思って、不安や恐怖を感じるているかもしれません

    繰り返します
    認知症は特別な疾患ではありません
    誰にでも起こることです


    ー認知症の人のつらい気持ちがわかる本ー(杉山孝博氏著)

  • 認知症の人は、自分が甘えたり怠けているわけではないのに

    「トラブルが増える」
    「人に迷惑をかけているようだが、なぜかわからない」
    「なぜみんなが怒っているのかわからない」

    このような状態があるようです

    例えば、火の不始末を責められても、火を使っていたこと自体を忘れているので、何を責められているのかわからない
    自分の能力が低下しているとは信じられない(信じたくない)場合、周囲の人に馬鹿にされている、周囲の人がグルになって自分を特別扱いしているなどと感じて、怒りを覚えたり傷ついたりすることもあるようです


    ー認知症の人のつらい気持ちがわかる本ー(杉山孝博氏著)

  • 妄想性の症状では、
    「大切なものを盗まれた」
    「自分をのけ者にしている」
    などと、事実ではないことを実際にあったかのように思い込みます
    これは、他人に苦しめられているという妄想で、本人も苦しんでいます

    また、自分が失敗した事や、身体疾患、思ったことがうまく伝えられないなどに関して強い不安に襲われます。
    その不安を聞いて欲しいために徘徊したりする場合もあります

    また心気症状として、それのみでは病気といえないような症状(便秘・不眠・頭痛・体の痛み等)を気にしてクヨクヨ思い悩みあれこれ訴えます

    だからこそ、そこは「病気なのだ」という認識を持って周囲は受容し、聞いてあげましょう
    その時は気分転換できるような声かけを工夫しましょう

  • 認知症は60代70代それ以上の高齢者の方がなる病気とは限りません
    早ければ40代の人でも発症します

    ■認知症の初期症状■
     
    「同じことを何度も言ったり聞いたりする」
    「置き忘れやしまい忘れが目立つ」
    「物の名前が出てこなくなった」
    「以前あった興味に関心が失われた」
    「怒りっぽくなった」
    「家を出たら帰れなくなる」
    「約束の時間を何回も聞いてくる」
    「整理整頓が雑になる」
    「物を盗られた」


    これらの症状が見られたら、専門の医療機関に行きましょう

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