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33059
>>33058
こんばんは。
御意見、参考になりました。
さて、アメリカ人労働者への再教育が奏功したとします。
彼らの「より高度な産業・職業へのシフト」が成功しますと、いわゆる低スキルの職業の人手不足がさらに顕在化するかもしれません。
アメリカ国内では、この分野はほとんどがラテンアメリカからの労働者の導入で成立しているはずですので、低スキルの移民を再導入ということになるのかもしれません(現在、低スキル労働の分野でスラックが存在するなら、それが枯渇して以降)。
そういえば、先日、立ち読みしたDAYSという写真雑誌に載ってた記事で、ワシントン州だかオレゴン州だかで働くペルーの高地からアメリカに季節労働者として働きに来た山羊飼いの男たちの話がありました。
雇い主の牧場主は当然ですが、アメリカ人です。
その雇い主によると、仕事があまりに過酷ゆえ、アメリカ人を雇っても数日で辞めてしまう、と。
彼の地の山羊飼いの生活は、山羊が牧草を食べ尽くさないように2日おきに数百頭の山羊をトレーラーに乗せて、次の牧草地へと移動して山羊をトレーラーから下ろし・・・というサイクルの繰り返しだそうです(自然保護団体がうるさいらしいです)。
写真から判断して、機械化出来る余地はあまり感じられませんでした(機械化出来る部分は既に機械化されている印象)。
個人的には、世の中の多くの仕事で、巷間言われているほどにはさらなる機械化は困難ではないかと考えております。
特に身体を使う仕事はなかなかに代替困難かと・・・
やっと亀だなも 2018年8月18日 11:31
>>32882
お世話になります。
08/17(現地)に、7月分の州別失業率が公表されました。
以下は、ラストベルトと呼ばれている所です。
5月 6月 7月
イリノイ州 4.3 4.3 4.2
インディアナ州 3.2 3.3 3.4
ミシガン州 4.6 4.5 4.3
オハイオ州 4.3 4.5 4.6
ペンシルベニア州 4.5 4.3 4.2
まず、アセットマネジメントOne さんからの資料より、
「労働者がより良い仕事を求めて自発的に離職する動きを示す指標の1つである、
自発的な離職率は2.3%と、4ヵ月連続で同じ水準にとどまっており、足踏み状態にあります 」
次に、みずほ総研さんからの資料より、
「米国では深刻な人手不足の緩和剤として、労働者の再教育が注目されている。
トランプ政権のCEA(経済諮問委員会)は7月、労働者の再教育に関するレポートを発表している」
以上です。
添付画像1つ目の自発的離職率は、2005年頃の水準であることから、添付画像2つ目を、
2005年頃で見てみると、賃金上昇率が現在とほぼ同程度にあります。
2005年頃は、その後も失業率は低下し、賃金は4%超となってからリセッションとなりました。
90年以降は、これまでのところ、賃金が4%を超過した時点でリセッションとなっています。
あくまで私見ですが、今回(2018年以降)も、賃金が4%を超過した時点でリセッションと
なるような気が致します。その条件としては、更なる失業率の低下が必要となるかもですが、
既に完全雇用状態と言われている元で、これ以上の数字上の低下は難しいのかも知れません。
添付画像3つ目は、労働参加率を表していますが、2005年頃と比べても、未だ、潜在的な
労働市場のスラックが存在すると考えられます。
上記、みずほ総研さんの資料にもありますように、トランプ政権が人手不足対策として、
労働者の再教育をすることにより、労働力の掘り起こしができれば、労働市場のスラックも
解消に向うことになります。仮にそうなれば、賃金水準も上昇し、4%超に到達するのでは、
と考えています。
画像の補助線が分かり辛くて申し訳ありません。
長文失礼致しました。