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ブロックチェーン未来図の掲示板

NEMがすでにイーサリアムを超えている理由

 最終更新日2018/03/12    

比較する必要ないかもしれませんが、細かいことはさておき比較して見えてくることもあるので積極的にやってほしいですね。さて、何がどう超えているのでしょう?

ではここからが和訳です。
(1ヵ月ほど前に書かれた記事なので数字の面では変わっています)

NEM(XEM)は市場総額の面では全暗号通貨中で10位にとどまっているかもしれませんが、その順位を将来性に基づいて並び替えれば(おそらくは、3年以内の状況を考えて並び替えれば)、NEMは優に市場でのトップ3には入ってくるでしょう。

現在の市場総額は50億ドルにすぎず、ビットコインの1410億ドル、イーサリアムの790億ドル、さらにはRippleの300億ドルと比較しても見劣りするものなので、前述の主張はいささか突飛なものに思われるかもしれません。

しかし、シーンに埋もれがちなこのNEMという通貨について調べてみれば、その主張が妥当な仮説だと理解できるでしょう。

この記事では私たちの考えを紹介していきます。

NEMの初心者のために記しておくと、NEMの名付け親となった企業がある技術を開発(?←原文ママ)しました。多くの人々はその技術を、前述のイーサリアムが開発したものと類似のものだと考えています。ある意味では、この比較は妥当だと言えます。

しかし、多くの点で、それは妥当ではありません。

まず第一に、イーサリアムは完全に分散型のシステムですが、NEMテクノロジーは中央集権的な要素をある程度含んでいます。それと同時に、イーサリアムと比較すると、既存の企業向け技術に素早く簡単に統合を行うという目的にはるかに適しています。

両者のプラットフォームとそれぞれの技術の相違について様々な情報が利用可能ですが、私たちにとってその2つを検討するための最良の着眼点は次のようなものです。

イーサリアムは企業向けの技術の仕組みをゼロから再構築するために設計されており、一方でNEMはプラグインのシステムのようなもので、既存の技術を基盤として開発することでブロックチェーン技術を統合することが可能です。同様にそのことは、NEMを使う企業が自社の既存の技術的枠組みに、ブロックチェーンを基盤としたシステムを統合することでメリットを得られるということも意味します。

NEMはMijinプラットフォームを通じて、プライベートとパブリック両方のブロックチェーン技術を提供しており、それによって企業は自社のデータやアセットに関してある程度のプライバシーを維持することが可能です。これはイーサリアムのプラットフォーム上で分散型アプリケーションシステムを開発する際には、獲得することが困難な機能です。

さらに、イーサリアムではプラットフォーム特有の開発言語(Solidity)を使わなければなりませんが、NEMではモザイクと呼ばれるトークンを活用することで、開発者はあらゆるプログラミング言語を使って、NEMのブロックチェーン技術を既存の技術的枠組みに組み込むことが可能です。

そのため、ブロックチェーン技術を採用しようとしている企業は、NEMを選択すればSolidityのプログラミング言語に詳しいプログラマーのチームを新規で雇用する必要はありません。そんなことをしなくても、企業は既存のチームを使って統合を行うことができます。

私たちのここでの主張とは何でしょうか?そうした比較が意味することとは何でしょうか?

私たちはイーサリアムの世界的ブロックチェーン革命における将来的な重要性を軽視しているわけではありません。そうではなく、私たちが言わんとしていることは、イーサリアムの統合には10年単位の時間がかかり、発足当初からイーサリアム上で開発をしていた企業を別にすれば(現在そうした企業はみなICOを行っています)、既存の企業の大多数はその有効性に気が付くまでに長い時間を必要とするということです。

対照的に、NEMテクノロジーはほとんど一夜で組み込むことが可能なソリューションです。そのため、上記のような企業はイーサリアムへ長い期間をかけて移行する前に、まずNEMを統合することによってブロックチェーン技術へとシステムを移行しようとしているのです。

もちろん、NEMを踏み台のように使う企業も出てくるでしょうが、NEMを長期間使用する企業もあるでしょう。しかし、後者のようにNEMを長期間使用することでの直接的な不利益は一切ありません。特にアーリーアダプターにとってはなおさらです(NEMを長期間使用する企業はその定義に当てはまります)。

そしてもちろん、NEMの普及が進めば、プラットフォームにおける機能性