ここから本文です
投稿一覧に戻る

2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板

今晩は、今日のPROTACニュースです。

下の論文の要約から、
・最近、高力価の小分子PROTACが頻繁に報告されている。
・小分子PROTAC技術が標的治療薬の開発を大きく促進する可能性がある! だそうです。

また本文のまとめ「話題と方向性」からは、
・小分子阻害剤に対する活性部位を有さないタンパク質は、PROTACの潜在的標的となる。
・小分子阻害剤に対する耐性が現れたときは、その標的タンパクの活性部位に対するPROTACを作れば、
 その耐性を回避することができる(付け加えると、CullgenのALK PROTAC があてはまります)

がんばれ Cullgen !!

      ・・・・・・・
小分子PROTACs:標的治療薬の開発のための新しく有望なアプローチ

海南、 著者Liwu Fu
中国南部の病態研究センター、広島510060広州孫文大学がんセンターがん連携研究センター

EBIOMedicine Published by THE LANCET
h ttps : //doi.org/10.1016/j.ebiom.2018.09.005

要約
現在、細胞内タンパク質に対する標的化療法の主なタイプである小分子阻害剤の開発および臨床使用にはいくつかの課題がある。
プロテオリシス-TArgetingキメラ(PROTAC)は、標的タンパク質を選択的に分解するために細胞内ユビキチン - プロテアソームシステムを利用する。
最近、高力価の小分子PROTACが頻繁に報告されている。
このレビューでは、急速で深刻で持続的な分解を誘導し、下流シグナルの強力な阻害を誘導し、標的選択性の向上を示し、小分子阻害剤に対する耐性を克服するなど、小分子PROTACの新興特性を要約する。腫瘍異種移植において、小分子PROTACは腫瘍進行を有意に減弱させることができる。
加えて、ホモPROTACなどのPROTAC技術の最近の動向についても紹介します。

伝統的な小分子薬剤と有望な前臨床データとの優れた利点は、小分子PROTAC技術が標的治療薬の開発を大きく促進する可能性があることを示唆している。