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2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板

★候補化合物の探索・設計、構造式だけで可能に 富士フイルム、AI用いて新技術
2018/10/4 15:17(薬業)&フジHPより

 富士フイルムは4日、医薬品候補化合物の構造式から新たな候補化合物を自動探索・設計できる医薬品候補化合物探索・設計シミュレーション技術(AI-AAM)を開発したと発表。

 AI-AAMはタンパク質の構成要素である20種類のアミノ酸と化合物の結合力を数値化してタンパク質と化合物の結合力を予測する独自のアミノ酸マッピング(AAM)記述子と、独自のAI技術を組み合わせた技術。医薬品候補化合物と疾患の原因となる標的タンパク質の結合力をアミノ酸との相互作用の解析から予測し、AI技術によって、同等の結合力で異なる骨格を持つ別の化合物を自動的に探索・設計する。化合物ライブラリーの探索だけでなく、新規化合物の設計もできる。

 これまでの探索・設計シミュレーションでは標的タンパク質の構造の解析などが必要とされたが、AI-AAMは世界で初めて、候補化合物の構造式だけで新規候補化合物を探索・設計できる。新薬開発におけるスピードアップや成功確率の向上が期待される。

 同社の試験では、化合物ライブラリーから、抗がん剤や抗菌剤の候補化合物が持つAAM記述子と同等の化合物を探索し、合成して標的タンパク質との結合力を評価。抗がん剤では7%、抗菌剤では15%の確率で同等の結合力を持つ化合物を見つけ出した。現在多く用いられるハイスループット・スクリーニングでの同確率は0.1%未満、ドッキング・シミュレーションは10%未満とされる。

 また、ある一つの抗がん剤候補化合物にAI-AAMを適用したところ、標的タンパク質の結合力が同等で骨格の異なる33個の新規化合物を1週間で設計。標的タンパク質の立体構造を必要とする手法に比べ、1000分の1以下の計算量で新規化合物を生み出せた。

★フジIR👉今後、富士フイルムは、「AI-AAM」を用いて新薬開発を加速させるとともに、製薬企業などの社外パートナーとの協業を図ることで、革新的な新薬を創出し医薬品産業のさらなる発展に貢献していきます。

👩フジ和光とは同じ町内会だし、フジ富山も昔共同研究してたし、日本でCullgenも加わえ提携なんてのは面白いなと勝手に妄想しているのであった😘

がんばれGN愛(^^♪

  • >>6694

    こんばんは
    富士フィルムの研究開発組織の中で
    医薬に関する部門は下の様。

    ブライトパスを蹴飛ばしてCAR-Tに手を伸ばしています。タンパク質分解誘導薬にも来てくれれば面白いですね。

    ・・・ホームページから・・・

    ☆医薬品・ヘルスケア研究所☆
    有機合成技術、高度解析技術、イメージング技術、ナノ技術などの当社コア技術を融合しつつ、創薬技術を新たなコア技術として構築します。
    主に、がん領域を中心とした新薬候補の探索研究、たんぱく質および遺伝子の解析/診断システム、ナノ乳化分散技術開発、ヘルスケアなどの医療、健康に関するコア技術および商品開発を行います。