投稿一覧に戻る 2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板 7038 yakushimaru 2018年11月16日 21:00 ●結合組織疾患を伴う間質性肺疾患 (CTD-ILD) についてのお勉強。 ■第3相臨床試験を実施中。皮膚筋炎については2019年中、強皮症ついては 2020年半ばまでに被験者登録が完了する見込み。 (説明会資料より) 皮膚筋炎&強皮症ってあるけどどう違いますかね?次のレポートで少し納得。 ★是非に及ばすブログより(途中略)倉沢和宏教授 (獨協医科大学リウマチ・膠原病内科)の寄稿の抜粋。 『線維化薬は,特発性肺線維症(IPF)に対し,ピルフェニドンとニンテダニブが認可され使用されています。画像的には蜂窩肺が特徴的で病理像は通常型間質性肺炎(UIP)です。 『近年IPFは損傷修復過程の異常が主病態であることが示され,抗線維化薬が開発されました。また,IPF以外の線維化性肺病変に対する有用性の報告があり,現在臨床試験が行われています。 『CTD-ILDは膠原病患者の重要な臓器病変で,その発症には炎症が重要で,治療には免疫抑制薬が使用されます。 筋炎に代表される急速進行性のタイプと,強皮症・関節リウマチ(RA)に代表される慢性進行し肺の線維化をきたすタイプがあります。 なお,強皮症はNSIPが,RAはUIPが多く高頻度で急性増悪を併発します。 『現在,慢性進行型CTD-ILDに対して,強皮症においてはシクロホスファミド,ミコフェノール酸モフェチル(MMF)等免疫抑制薬など,炎症を標的とした治療法の有用性が報告されていますが,まだ確立された治療法はありません。 『慢性進行型CTD-ILDとIPFなど線維化性肺病変の類似性より,抗線維化療法は(抗炎症療法との併用を含め)肺病変の進行を抑制する治療法として期待されています。実際,強皮症に対し呼吸機能低下を抑制したとの報告があり,強皮症およびRAに対しての臨床試験が行われています。 『抗線維化療法は線維化病変を形成する慢性進行型CTD-ILDに対してはその進行(および急性増悪の発症)を抑制する可能性が高い治療法ですが,その有用性は現在検証中です。現時点ではその使用は保険適用外で実験的治療との位置づけとし,注意深く行う必要があると考えます。』 急げアイスーリュイ💛 返信する そう思う27 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
yakushimaru 2018年11月16日 21:00
●結合組織疾患を伴う間質性肺疾患 (CTD-ILD) についてのお勉強。
■第3相臨床試験を実施中。皮膚筋炎については2019年中、強皮症ついては 2020年半ばまでに被験者登録が完了する見込み。 (説明会資料より)
皮膚筋炎&強皮症ってあるけどどう違いますかね?次のレポートで少し納得。
★是非に及ばすブログより(途中略)倉沢和宏教授 (獨協医科大学リウマチ・膠原病内科)の寄稿の抜粋。
『線維化薬は,特発性肺線維症(IPF)に対し,ピルフェニドンとニンテダニブが認可され使用されています。画像的には蜂窩肺が特徴的で病理像は通常型間質性肺炎(UIP)です。
『近年IPFは損傷修復過程の異常が主病態であることが示され,抗線維化薬が開発されました。また,IPF以外の線維化性肺病変に対する有用性の報告があり,現在臨床試験が行われています。
『CTD-ILDは膠原病患者の重要な臓器病変で,その発症には炎症が重要で,治療には免疫抑制薬が使用されます。
筋炎に代表される急速進行性のタイプと,強皮症・関節リウマチ(RA)に代表される慢性進行し肺の線維化をきたすタイプがあります。
なお,強皮症はNSIPが,RAはUIPが多く高頻度で急性増悪を併発します。
『現在,慢性進行型CTD-ILDに対して,強皮症においてはシクロホスファミド,ミコフェノール酸モフェチル(MMF)等免疫抑制薬など,炎症を標的とした治療法の有用性が報告されていますが,まだ確立された治療法はありません。
『慢性進行型CTD-ILDとIPFなど線維化性肺病変の類似性より,抗線維化療法は(抗炎症療法との併用を含め)肺病変の進行を抑制する治療法として期待されています。実際,強皮症に対し呼吸機能低下を抑制したとの報告があり,強皮症およびRAに対しての臨床試験が行われています。
『抗線維化療法は線維化病変を形成する慢性進行型CTD-ILDに対してはその進行(および急性増悪の発症)を抑制する可能性が高い治療法ですが,その有用性は現在検証中です。現時点ではその使用は保険適用外で実験的治療との位置づけとし,注意深く行う必要があると考えます。』
急げアイスーリュイ💛