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4587-PEPTIDREAM研究会(中・長期ホルダー専用)短期・売り煽り禁止!!の掲示板
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>>5608
開発中の特殊ペプチドは、ヘマグルチニン(HA)の高度保存領域に結合する化合物で、亜型を超えて高効率に阻害するようです(H5N1 高病原性鳥インフルエンザウイルス、H1N1 pdm2002、H2N2など)。HAは多様性があるタンパクのようですが、そのなかでも高度保存領域(変異しにくい領域)をターゲットにした化合物であるため、耐性株も出現しにくいのではないかと私は推察しています。今後、それがデータで示されることを期待したいです。
*** 2018年2月18日 18:06
>>5607
失礼します、
NA阻害薬のタミフル、リレンザ、イナビルは高齢者優先等の条件付き且つ自費負担(タミフル75mg@283円)での未感染者への予防処方が既に可能となっています。しかし、タミフルやその同類でより強力なラピアクタに対するインフルエンザウイルスのNA阻害薬耐性があることも判明しています。
個人的な推測ですが、そういった意味でも、抗生物質同様に乱用は避けられるべきと思われ、たとえHA阻害薬であってもあくまでも感染後の適応であり、予防処方は将来的に有り得たとしても、最優先はされないような気がします。ただし、HA阻害薬への耐性がなければ別です。
また併用も十分あり得ますが、原則的に既存の抗インフル薬がどうしても第一選択とされるのではないでしょうか、(既存のNA阻害薬耐性インフルの出現度合いや、薬価、有害事象などの条件にもよるかもしれませんが)
と言っても世界発の抗インフルHA阻害薬、しかも特殊環状ペプチド、はもちろん期待大です。他のRNAウイルス性疾患への応用の可能性もありますし。