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4587-PEPTIDREAM研究会(中・長期ホルダー専用)短期・売り煽り禁止!!の掲示板

11/2の岩田さんのIR広報ブログの お・さ・ら・い !! 


日経新聞(2018/11/05)より
スパコンとiPSが変える新薬開発 失敗品が復活へ

製薬各社がスーパーコンピューターやiPS細胞などを活用し、一度は失敗した薬のタネの開発に再び挑み始めた。新薬開発の成功確率は約3万分の1。
一つの新薬の陰には2万9000個以上の失敗品が山積みになる。
そんな失敗品や特許切れ薬に最先端技術で光を当てる「敗者復活戦」だ。
これまでの常識では考えられなかったプロセスで医薬品が生まれる。

中略

塩野義は体内で感染症やメンタル分野の病気の原因となる細胞の仕組みを研究で割り出した。
その細胞と結びつく薬のタネを作り出そうと長年取り組んできたが、ことごとく失敗に終わった。

塩野義が合成した薬のタネが細胞と結びつかないのが失敗の原因。
細胞には受容体と呼ばれる「受け皿」があり、受け皿と同じような形の物質でなければ十分に結合しない。
作り出した薬のタネは小さすぎたのだ。

「我々の技術だけにこだわっていては未来を開けない」。
研究陣の苦闘を見た手代木功社長は自前路線から一度距離を置き、他社の技術を試す決断をする。
相手は創薬スタートアップのペプチドリーム(PD)だ。

PDは1兆種類を超えるペプチドを合成できる。
塩野義は同社の創薬システムを利用する契約を結び、自前では駄目だった研究を再開した。
担当者によれば最初は半信半疑だったというが「常識外れの速さで有効な薬のタネが見つかった」

医薬研究本部の塩田武司本部長は「従来の手法と比べてペプチドは格段に多様性があり、少し探すだけで薬のタネが見つかる。
ヒット率の高さに興奮する」と話す。
現在は7種類のペプチド創薬が進み、来秋に大阪で世界初のペプチド量産工場も稼働させる。
手代木社長は「大阪から世界に打って出る」と意気込む。

以下省略