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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

2017.11.22 WED 11:00
【誰も「自動運転」を正確に定義できない──自動運転機能の多様化が生む混乱】
さまざまな自動車メーカーが新たな機能を開発し、完全なる「自律走行車」の実現を目指している。その際に使われる「アシスト」のような単語は、メーカーによって意味する機能にばらつきがある。消費者の混乱を招きかねない状況に、どう対処すべきなのか。
WIRED(US)
https://wired.jp/2017/11/22/no-one-knows-self-driving-car/
トランプ政権下で運輸長官を務めるイレーン・チャオは5月に行われた『Fox Business』でのインタヴューで、「わが国には自律走行車が存在します」と宣言した。「高速道路で車線を守りながら走行できますし、誰かが運転席に座って車内の機器を操作する必要もありません」
この発言は間違っている。確かに、人間に代わってハンドルやブレーキを操作してくれる機能のついたクルマを購入することは可能だ。テスラ、キャデラック、メルセデス・ベンツ、レクサス、アウディといったメーカーが、こうした高度な運転支援システムを搭載したモデルをすでに販売しているか、近い将来に市場投入するだろう。
しかし、運転中にうたた寝やメールチェックをしたり、拡張現実(AR)のヘッドセットを装着できるようなクルマはまだ存在しないし、今後すぐに登場する見込みもない。チャオの発言とは矛盾するが、現在の自動車は何かが起こった場合には、人間の管理と介入を絶対に必要とするのだ。
しかし、彼女を責めるべきではない。(ある程度までは)自分で自分を操作できるクルマという、この新しい分野で起こっているさまざまな議論の内容を理解している人など、ほとんどいないからだ。
曖昧な定義と、表現を巡る混乱
「自動運転」「自律的な」「運転手のいらない」といった単語を、正確に定義してみてほしい。個々のモデルに採用されているシステムの違いは分かるだろうか。独立系シンクタンクEno Center for Transportationの政策アナリストであるグレッグ・ロジャースは、「日常的には『自動化されたクルマ』『自動運転車』『自律走行車』といった表現が一緒くたに使われています」と指摘する。
誰かに罪をなすりつけたいなら、ちょうどいい標的がいる。
(以下略)