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ZMPとZMP関連銘柄を語るの掲示板

>>20889

↑もともとは残留を支持していたメイ首相
>法治国家(現在)
【英首相、大枠譲らず EU離脱代替案で再投票など否定】
2019年1月22日 5:04
(2019年1月22日 8:02 更新)
【ロンドン=中島裕介】英国のメイ首相が21日に英議会で表明した欧州連合(EU)離脱に向けた代替案は「再国民投票」を否定するなどこれまでの首相の主張をほぼ踏襲した。議会からの反発が強いアイルランドの国境問題への対応策の修正を検討する意向は示したが、具体策は語っていない。公表前に現地メディアが「プランB」と呼んだ代替案は、「プランA」の微修正にとどまったといえそうだ。
「私たちは皆と団結して前進する道を見つけるべきだ」。メイ首相は21日の議会で呼びかけた。15日に英・EUで合意した離脱案が否決されて以降、メイ首相はほぼ全ての政党の幹部と代替策づくりに向けた協議を重ねた。
だがEU残留を志向する野党が主張した2回目の国民投票について、メイ首相は21日の議会で「民主主義を傷つけ、社会に不和をもたらす」と今までと同じ理由で否定した。最大野党・労働党のコービン党首が求める「合意なき離脱の可能性の消去」に関しては「EUと離脱案で合意することこそ、合意なき離脱を回避する正しい道だ」と退けた。
EUとの交渉期間を稼ぐための3月末の離脱の延期も「英側が支持する離脱案が固まらなければ、EUは受け入れないだろう」と慎重な姿勢をみせた。超党派協議での野党からの主張はいずれも拒否したことになる。
代わりにメイ首相は保守党の強硬離脱派と、民主統一党(DUP)の支持を得る方向にカジを切った。もともとの離脱案では英領北アイルランドとEU加盟国の間で、物理的な国境管理が復活しないようにするため、英国が関税同盟に残り続ける可能性がある「安全策」が盛り込まれている。この案に不満が集中しており、この不満を緩和して強硬派とDUPの支持を得ようという算段だ。
ただ安全策の修正をめぐっては、これまでもメイ首相がEU側に「1年限り」とすることを要請するなど策を重ねながら実現していない。安全策の修正自体も今までの方針の延長線上でしかなく、保守党議員からは「先週、歴史的な否決をされたのに何も変わっていない」(スーブリー議員)と不満の声が漏れる。
英議会は21日、メイ首相が表明した案を29日に採決することを正式に決めた。(以下略)

  • >>20961

    ↑EU離脱代替案
    >EU大統領、再交渉の余地はない
    【仏政府、英国のEU離脱協定案の再交渉拒否 信頼できる案求める】
    Reuters Staff
    [パリ 29日 ロイター] - フランスは29日、英国の欧州連合(EU)離脱協定案における再交渉を拒否するとともに、英国政府に対し信頼できる離脱案を提出するよう求めた。
    英国議会はこの日、離脱を巡る複数の修正案の採決を実施。英領北アイルランドとアイルランドの間で厳格な国境管理を復活させないためのバックストップ(安全策)を「代替的な取り決め」に置き換えることを求める修正案を可決した。この修正が行われれば議会はメイ首相の離脱案を支持するとしており、メイ首相はこれに基づいてEUと交渉することになる。
    バックストップは、EUの関税同盟に永久にとどまることになるとして与党保守党内から強い反対が出ている。
    この中で、仏大統領府は声明を発表。「離脱協定案と『バックストップ』は、英国政府と、同国を除くEU27加盟国によってすでに承認された。この協定案の再交渉は不可能だ。EUはこの点において明快だ」と述べ、「一方でもし、英国がEUとの将来の関係に関する協議や、(選挙や国民投票など)決めるべき新たなプロセスの開始を望むのであれば、EUは受け入れる」とした。
    トゥスクEU大統領も、報道官を通じ、バックストップは離脱協定案の一部で再交渉の余地はないと述べた。

  • >>20961

    【「合意なき離脱」リスク高めかねないメイ首相勝利】
    2019年1月30日 10:10 JST
    ・離脱協定案に再交渉の余地はないとEU側ははっきりと表明
    ・いかなる確約も離脱協定案より下位に置かれることがほぼ確実
     メイ英首相は、欧州連合(EU)との離脱合意案の下院での修正審議・採決で29日に勝利し、EUとの再交渉に向けて議会の負託を受けた。しかし、そこには問題が潜んでいる。離脱協定案に再交渉の余地はないとEUがはっきり表明している点だ。メイ首相は無秩序な「合意なき離脱」の危険を目の当たりにすれば、自分が支持する案を議会が通過させると恐らく踏んでいるに違いない。そうでなければ、総選挙か離脱を再び問う2回目の国民投票が視野に入ることになる。
     29日の下院で3月29日の離脱予定日の延期を目指す修正が否決された。合意なき離脱に伴う混乱を避けるため、メイ首相が支持する案が可決されるチャンスが増したと言えるかもしれないが、合意なき離脱のリスクがこれで高まる。 EU離脱を巡る混乱の解決策のどれを取っても、成功の確率が50%を超えるとは今も思えない。離脱の先行きの正しい予測よりも見通しを誤る危険の方が高いことをそれは意味している
    保守党のブレイディ議員が提案した修正案は賛成317、反対301で可決された。ブリュッセルに戻り、アイルランド国境へのハードボーダー(物理的壁)設置回避を保証する「バックストップ」条項の再交渉を目指すために必要な議会の多数の支持がメイ首相に与えられた。だがバックストップは法的拘束力のある「離脱協定案」の一部を構成し、再交渉の余地はないというのがEUの立場だ。公算がありそうなのは何らかの確約(真新しい文書に記載されるかもしれない)を首相が得ることだが、いかなる確約も法的文書の離脱協定案より下位に置かれることがほぼ確実であり、議会で多数の支持を確保するには十分でない可能性が高い