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株子予想は下駄占い
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米国株式市場見通し:i利上げタイミングも注視


週初は日本の4-6月期GDP下方修正やスコットランド独立を巡る不透明感で、嫌気された。また対円やポンドでドル高が進行したことが連銀が米大手行への資本規制を一段と強化するとの観測や、アップルの新製品発表イベントを受けて材料出尽くしとの見方から売りが広がった。しかし週半ばになるとゴールドマン・サックスなどがアップルの目標株価を引き上げたほか、決済サービスを発表したことで決済ネットワーク各社がビザやマスターカードなど、堅調推移となった。また弱気派として知られたウェルズ・ファーゴのストラテジストが強気に転じた事も注目を集めた。週後半になると僅かながら地政学リスクに対する警戒感も強まり週間新規失業保険申請数が予想以上に増加したほか、オバマ大統領が「イスラム国」への空爆拡大や、対ロシア制裁の強化を発表したことで上値の重い展開となった。またドラギECB総裁や黒田日銀総裁の発言を受け、ドル高傾向が続いていることも嫌気された。週末にかけてはアップルのiPhone 6の予約状況が想定以上との見方が好感される一方で、一旦手仕舞う動きも広がり、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から、引き続き上値の重い展開となった。結局、週を通じて主要株式指数は下落した。