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⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️宮殿の掲示板

久しぶりに、爽やかな朝を迎えてますよ〜
さて、昨日は少し遠出をしてきましたが、午後からは好天となり、暑かったです〜
今朝は、レバレッジバイアウト(LBO)という企業買収の手法について考えてみます。
レバレッジバイアウト(LBO)とは、その名の通り、レバレッジを効かせて企業を買収する、ということです。どうするかというと、買収する企業の価値を担保にして銀行から買収資金を借りるのですね。自分には財産は少なくても、買収先に沢山財産があれば、自分には過ぎたる大会社も買えてしまう訳です。この手法は、堀江貴文さんのライブドアも孫正義社長のソフトバンクも使い、会社を大きくして行きました。2006年のライブドア事件の頃のお話です。
ソフトバンクは、ボーダフォン買収の為に2000億円を出資して子会社を作り、その子会社が、買収先のボーダフォンの企業価値を担保にして1兆5500億円を銀行から借り、ボーダフォンを1兆7500億円で買収した訳です。実に9倍のレバレッジを効かせての買収劇であった訳ですね。
同じ手法を使い大きくなりながら、ライブドアは検察の国策捜査により潰され、ソフトバンクは今や飛ぶ鳥も落とす勢いの大企業となっています。
その差はなんであったのでしょうか?
逆に言えば、なんでライブドアが検察の標的となり、ソフトバンクはならなかったのでしょうか?
ライブドアとソフトバンクは、その頃は共に旧来の価値観の破壊と新たな創造をしていた訳です。がしかし、その哲学には大きな差がありました。
堀江貴文さんは、お金で買えないものはない、女こごろもお金で買える、と金儲け優先の市場原理主義者でありました。孫正義社長は、誰でも安くネットが出来る世の中にする哲学の元に、ヤフーBBという格安ネットサーバーを提供し、成功させていました。次は携帯電話で、同じような価格破壊をして、誰でも安く携帯電話が出来るようにする、いうのがキャッチフレーズであった訳です。即ち、高止まりしてる情報通信の価格破壊をして、世の中に貢献する、という哲学があったのですね。
堀江貴文さんのライブドアは、市場原理主義を礼賛し、売却益の営業利益への一部差し替えという際どいことをし、拝金主義を煽った為に、検察に狙われた、ということでしょう。
検察は法の番人であるはずなのに、法の運用に関しては、堀江貴文さんは逮捕しても粉飾決算の東芝の社長は逮捕しない、など法の運用に関しては不平等を助長しています。
私は2006年のライブドア事件により損害を被り、ファンコミニュケーションズ復活やABCマートの値上がりにより損失が回復されるまで長い冬眠を余儀なくされたため、今でもきっかけがあると思い出すライブドア事件です。
今回は、獅子さんの書き込みの、新興市場復活かも?、により思い出したので、少しカキコしました〜
それではまた!