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HMTサポーターズ倶楽部 (売り煽り禁止)の掲示板

そこで「がんをいかに超早期に発見できるか」の遺伝子診断法システムが注目される訳ですが、それに特化した2016年に設立された米国発ベンチャーがあります。個人的に動向が気になる会社です。

GRAIL(グレイル)
https://grail.com

このグレイルはイルミナ(50%出資)の子会社として2016年に設立され、CEOのジェフ・ヒューバーはグーグルの元役員で、2017年時点で11億ドルの資金を調達できたようです。他の有力出資者には、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ビル・ゲイツ(MS)、ジェフ・ベゾス(アマゾン)、電通などが判明しています。さらに驚いたことに、2019年までに全がんスクリーニング検査サービスの開始を見込んでおり、目標は1000ドル以下!でサービスを提供することとしています。米国は全てがパワフルな為、グレイルのがん医療の概念を変える野心には説得力があります。

日本でも同様のプロジェクトが国がん、国立長寿医研、東レ、東芝、PSSなどの合同グループが18年度末までの開発を目指して進行させているのは皆さんご存知の通りです。東レは不祥事もあり上値重く、PSSは相変わらず、の株価ですが注目していますよ。

しかし、リキッドバイオプシーによる超早期発見が可能になったとして、それが本当に確実な診断基準になり得るのか?治療基準をどうするのか?といった課題もあります。
つまり、仮に症状もない、画像診断(可視化)困難、触知不能なレベルのもの(病変?)に対して、抗がん治療を行うのか?、見えないものをどうやって切除するのか?など。
やはり、がん予防のためには、なんといっても免疫力低下を防ぎ、高めることが重要です。

血液ベーススクリーニングにより早期がん検出を可能にする新会社を設立
2016年1月10日サンディエゴ
https://jp.illumina.com/company/news-center/press-releases/2016/2127903.html

血液検査でがん早期発見、元グーグル役員率いるグレイルが本格始動
2017/09/06
https://m.newspicks.com/news/2474725/body/?sentlog

(イルミナの買い煽りではありません)