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HMTサポーターズ倶楽部 (売り煽り禁止)の掲示板

>>380

ソフトバンク・孫社長の嗅覚はすごいというか、そしてどこへ向かうのか、、、

日本のゲノム医療領域において、血中遊離DNA (cell-free DNA, cfDNA)のシーケシングによるリキッドバイオプシー(LB)がようやく始まりつつありますが、現在、米国内の主要ガンセンターの9割にLB を利用されている検査受託会社、ガーダント・ヘルスがあります。

Guardant Health
http://www.guardanthealth.com

実はこの会社、昨春にソフトバンクからの増資をうけ、更にはアジア圏での合弁会社設立を発表しています。国内では、ガーダントは東京医科歯科大学と業務契約済みで、すでに現在がん遺伝子検査の臨床試験を実施しています。また、国立がん研究センターが進めているがん遺伝子検査プロジェクト「SCRUM - JAPAN」にも関与しており、既に昨年12月から共同検証が始まっています。その位置付けは、生検に替わる低侵襲な検査法であり、既存治療薬の選択(コンパニオン診断)の補助が目的だろうと思われます。
いずれ日本でもガーダントによるLB・血液がん遺伝子検査が保険の適用対象となる見通しとされており、そのシェアは今後グローバルに加速拡大するでしょう。

そう、イルミナ傘下のGRAILの競合、というよりも先行者です。しかし、GRAILの目指す事業目標は、ステージ1のがんでも検出、由来を診断するという明確な「超早期の遺伝子診断」を掲げています。これらの同行には要注目です。