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ラムダデルタの株談義
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ラムダデルタの株談義の掲示板

今日、24日の日経平均は続伸。朝方はドル円相場での円高を嫌気して売りに押される展開だったが、3月決算期末を前に権利・配当取りを狙った押し目買いが優勢となったほか、円高一服も投資家心理を緩和させた。

【来週の見通し】
 もみ合いか。時期的には期末の権利・配当取りの駆け込み買いや、年度末のお化粧買いなどに期待したいところだが、今週、米国株の急落を見たことや、円高が急速に進行したことなどから警戒感も強まりやすく、売買は盛り上がりに欠けると予想する。
また、IPOラッシュが3月末で一巡するため、週後半にかけては足の速い資金が直近IPO銘柄から一気に手を引く展開も想定される。ただ、日経平均は22日に400円超の下落を見ながらも押し目では買いが入り、円高が重荷となりながらも比較的値を保っていることから、大きく崩れる展開も想定しづらい。今週は乱高下がありながらも、戻り売りが出やすい19500円と、押し目買いが入りやすい19000円のほぼ中間の水準の19262円で終えた。目先は方向感が見えづらい中、このレンジ内で一進一退の展開を予想する。

【今週を振り返る】
 軟調な展開となった。米国で減税法案の審議の遅れが懸念され、ダウ平均が今年最大の下げ幅を記録。これを受けた22日の日経平均は400円超の大幅下落となった。為替市場で円高が進んだことも警戒材料となり、節目の19000円を割り込む場面もあった。政治面で「森友学園」問題が連日クローズアップされたことなども上値を抑えた。一方で、IPOラッシュの中、直近上場株には短期資金が殺到した。後半にかけては円高が一服したことから押し目買いも入った。