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〔NY外為〕円、109円近辺（18日朝）

22時16分配信 時事通信

　【ニューヨーク時事】週末18日午前のニューヨーク外国為替市場では、トランプ米大統領の政権運営に懐疑的な見方が広がる中、スペインでのテロ事件発生などを受けて安全資産としての円買いが優勢となり、円相場は1ドル＝109円近辺に上伸した。午前8時45分現在は109円00～10銭と、前日午後5時（109円53～63銭）比53銭の円高・ドル安。

　トランプ氏の白人至上主義容認とも受け取れる発言が波紋を広げ、米民間企業・団体のトップで構成される二つの政策助言機関が解散。トランプ政権が掲げてきた財政・経済政策の実現性に先行き不透明感が広がっている。

また、前日にスペインで発生したテロ事件を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まっており、欧州株が軒並み下落。安全資産とされる円に買いが集まっている。ニューヨーク市場に入ってからも朝方の早い段階では主要経済指標の発表がなく、円高・ドル安地合いが継続している。

　ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ＝1．1735～1745ドル（前日午後5時は1．1718～1728ドル）、対円では同127円95銭～128円05銭（同128円40～50銭）。

（了）


最終更新:22時27分 時事通信