投稿一覧に戻る クロネコのNISA(ニーサ)の掲示板 313 トリペプチド 2017年2月25日 18:04 【個人型確定拠出年金は得か】 2017年1月から今まで加入できなかった公務員、企業年金加入者、専業主婦(夫)が加入できるようになったことで現役世代ほぼ全員が加入可能になった401k(確定拠出年金)について考察してみたい。 利点 ・掛け金が全額所得控除される ・運用中の利益が非課税 ・受給権が保護されている 欠点 ・60歳までおろせない ・費用が年間6千円前後かかる(利用する金融機関等により価格が異なる) ・運用で損失が出た場合、普通に積み立て預金するよりも損なことが起こりうる 掛け金の上限限度額は年金区分によって異なる(下記)。いずれにおいても最低掛け金は月5000円である。 専業投資家など自営業者 68000 企業年金なしの会社員と専業主婦 23000 公務員と企業年金のある会社員 12000(一部の対象者は20000) 小生もいろいろ試算をしたが、浪費癖があったり、手元にお金があると使ってしまうような人は上手に活用したいが、自分で財形貯蓄などして積み立てていっているような計画性のある人には必ずしも有利な制度とは言いがたいように思う。 ただ、若くて月に1万以上拠出できる人には税金面でメリットが大きい感じではある。 NISAの方がいつでも現金化できる流動性と売買タイミングをコントロールできる面において優れると感じるが、老後の安心を得る意味では一考に値する制度ではある。 ★では個人型401kを利用する場合どう運用すべきか、以下に私見を述べる。 まず、昨今に基礎年金(国民年金)の運用対象のひとつに日本株式が対象になったことは周知の事実だろう。であるならば個人型においても日本株式投資信託の割合を増やすのはリスク分散の観点からはあまり賢明とは言えないのではないか。 元本確保型の定期預金と損害保険を50%程度確保して残りを外国債券、外国株式、国内外リート(不動産投資信託)に配分するのが比較的安全型だとは思う。もちろん、個人の人生観によってもこの配分は変わってくるし、年に1回は配分変更できるから5等分なり6等分から入る方法もあるだろう。 個別株や日本株パッシブ型の投資信託や指数連動ETFならNISAを使ったほうが断然お得な気がするのだが・・・。 (鬼大佐) 返信する そう思う0 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る 314 トリペプチド 2017年2月25日 18:14 >>313 この投稿は下記の本を参照して書きました。 わかる!得する!確定拠出年金超・入門 著者 関 学 小島 淳一 洋泉社 返信する そう思う1 そう思わない0 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する
トリペプチド 2017年2月25日 18:04
【個人型確定拠出年金は得か】
2017年1月から今まで加入できなかった公務員、企業年金加入者、専業主婦(夫)が加入できるようになったことで現役世代ほぼ全員が加入可能になった401k(確定拠出年金)について考察してみたい。
利点
・掛け金が全額所得控除される
・運用中の利益が非課税
・受給権が保護されている
欠点
・60歳までおろせない
・費用が年間6千円前後かかる(利用する金融機関等により価格が異なる)
・運用で損失が出た場合、普通に積み立て預金するよりも損なことが起こりうる
掛け金の上限限度額は年金区分によって異なる(下記)。いずれにおいても最低掛け金は月5000円である。
専業投資家など自営業者 68000
企業年金なしの会社員と専業主婦 23000
公務員と企業年金のある会社員 12000(一部の対象者は20000)
小生もいろいろ試算をしたが、浪費癖があったり、手元にお金があると使ってしまうような人は上手に活用したいが、自分で財形貯蓄などして積み立てていっているような計画性のある人には必ずしも有利な制度とは言いがたいように思う。
ただ、若くて月に1万以上拠出できる人には税金面でメリットが大きい感じではある。
NISAの方がいつでも現金化できる流動性と売買タイミングをコントロールできる面において優れると感じるが、老後の安心を得る意味では一考に値する制度ではある。
★では個人型401kを利用する場合どう運用すべきか、以下に私見を述べる。
まず、昨今に基礎年金(国民年金)の運用対象のひとつに日本株式が対象になったことは周知の事実だろう。であるならば個人型においても日本株式投資信託の割合を増やすのはリスク分散の観点からはあまり賢明とは言えないのではないか。
元本確保型の定期預金と損害保険を50%程度確保して残りを外国債券、外国株式、国内外リート(不動産投資信託)に配分するのが比較的安全型だとは思う。もちろん、個人の人生観によってもこの配分は変わってくるし、年に1回は配分変更できるから5等分なり6等分から入る方法もあるだろう。
個別株や日本株パッシブ型の投資信託や指数連動ETFならNISAを使ったほうが断然お得な気がするのだが・・・。
(鬼大佐)