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2の特許も1と似ているのですが、通常モニターを配置する部分にスクリーンを配置し、天井等上部に設置したプロジェクターから映像を投影すると、空中結像パネルを素通り(Bの特性)してスクリーンに映像が投影され、その映像が空中結像される仕組みになっています。

   ■←プロジェクター
  / \
  ━━━ ←フレネルレンズ(同心円状の模様が見える平面レンズ。)
  │↓│  ※拡散光を平行光にする
  │↓│
  │↓│                     \ スクリーンの映像が
  │↓│                      \空中結像される
  │↓│                     / \
  │↓│                    /
━━━━━━━ 空中結像パネル   ==>  ━━━━━━━
  │↓│   ※垂直の光を素通り        \
  │↓/                     \ /
  │/スクリーン(モニターの代わりに配置)     /スクリーン
  / ※プロジェクターの映像が投影される。    /

これだけだとモニターの代わりにプロジェクターとスクリーンを使う意味は無いかもしれませんが、特許では全方位型の空中結像パネルと、すり鉢状のスクリーンを使用して、8視点の視差を持った立体映像を表示する装置について説明されています。

AIPの場合、全方位型は8等分に切り分けたピザを8枚組み合わせて丸い1枚のピザにする要領で、カットしたAIPを複数枚数組み合わせて製造するものと記憶しています。
以前エムさんがIRに確認されたところ、1:n型と全方位型については「もう完成していて、あとは企業様がどう使うか次第」といった返答だったようです。

どなたかがIRに確認された話として、全方位型で立体映像を表示するためにはすり鉢状のモニターが必要なので、曲面に折り曲げ可能なペーパーディスプレイの登場を待つ必要があるといった投稿があったと思います。

この特許の方法だと、曲面ディスプレイの登場を待たなくても、プロジェクションマッピングするようにすり鉢状のスクリーンに映像を投影すればよいので、今すぐにでもすり鉢状のモニターが完成するわけです。
後はエプソンに全方位型を1枚お買い上げいただいて、スターウォーズのあのシーンを再現とかで全世界の度肝を抜いてもらいたいのですが。

良く簡易型の「ホログラム」として透明なピラミッドを使うものがありますが、通常のAIP+逆ピラミッド型のスクリーンでも同じことが透明ピラミッドなしでできるので、まずは4視点の簡易型からでも多視点空中映像の実機を早く見てみたいですね。

  • >>10445

    セイコーエプソンの空中パネル特許 解説をありがとうございます。非常にわかりやすくて、毎度ですが本当に感謝しています。1.2例示には、情報通信研究機構(NITC)の2面コーナーリフレクターアレイ(DCRA)が例示されているんですね。情報通信研究機構 頑張ってます・・・が、そこはAIPに置き換えておきかえたいところですよね^^。

    背景がある空中結像は 見た目的にもいいです。ゲームやデジタルサイネージに使えそう。「8視点の視差を持った立体映像を表示する装置」は博物館、エンターテイメントや、やはりデジタルサイネージ??・・・応用広がりますね。(2015年はNICTが大画面の裸眼超多視点3Dディスプレーのリアルタイム可視化システムを開発していたかとおもいます。)

    エムさんの、アスカネットの1:n型と全方位型については「もう完成していて、あとは企業様がどう使うか次第」といった返答を頂いた件、ありましたね。あれはうれしい驚きでした。水面下で徐々にさまざまな応用技術を研究されているのがわかりました。。

    >エプソンに全方位型を1枚お買い上げいただいて、スターウォーズのあのシーンを再現とかで全世界の度肝を抜いてもらいたいのですが。

    大賛成ですw