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【GBP】四半期国内総生産の掲示板

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  • 2022/01/14 18:17
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国内総生産(Gross Domestic Product)とは、国内で生産されたモノやサービスの総額で、経済の規模をあらわすモノサシとなっています。

GDPの伸び率が経済成長率に値します。
英国の動向は世界経済においても影響力が大きいので、注目の指標の一つとされます。

掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、タカ派のデギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁の講演に注目する展開となる。

     欧州中央銀行(ECB)は先週、戦略見直しの結果を公表したものの、見直し内容が先行きの政策にどのように反映されるかを示す「フォワードガイダンス」を巡って合意に至らなかったことから、22日の欧州中央銀行(ECB)理事会で改めて討議することになった。戦略見直しでは、中期的なインフレ率目標を「2%」に引き上げたほか、気候変動の問題に一段と配慮することなどを決定した。
     会合では、25人で構成される理事会メンバーの多数が、新たな戦略の導入に伴い一段と持続的な金融緩和が求められ、より長期的な景気支援の実施を市場に示すためにも、一段と持続的な金融緩和を「フォワードガイダンス」に反映させる必要があると主張。これに対して少数派は、戦略見直しと政策決定を混同すべきでなく、こうした場で政策決定を行うべきではないと反論した、と報じられている。
     ラガルドECB総裁は、新たな戦略を反映させるためECBは22日の理事会でガイダンスを変更する、と述べている。
     22日のECB理事会に向けて、「今年後半にユーロ圏の経済が非常に大きく成長すると見込んでいる」と述べているタカ派のデギンドスECB副総裁の発言に要注目となる。6月10日の理事会の議事要旨によると、政策当局者は、経済回復が加速する中で金融緩和策を縮小することを協議したが、最終的には緩和的な政策を維持することで「大筋で合意」しており、タカ派的な見解が警戒されつつある。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・雲の下限の1.1985ドル、ユーロ円は一目・雲の下限の131.28円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月7日の安値の1.1782ドル、ユーロ円は7月8日の安値の129.63円。

  • 本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英中銀(BOE)の金融安定報告書の公表やベイリーBOE総裁の記者会見に注目する展開となる。

     ベイリーBOE総裁は、パウエルFRB議長やラガルドECB総裁と同様に、「一時的な」インフレ高進に過剰反応すべきではないとして、「金融環境の早過ぎるタイト化によって回復が損なわれることがないよう、一時的に強い成長やインフレ率に過剰反応しないことが重要だ」と主張してきた。本日も同様の見解が予想されるが、欧州中央銀行(ECB)のインフレ目標の2%への引き上げや19日に予定されている英国の都市封鎖(ロックダウン)解除に対する見解に要注目となる。

     ユーロドルは、ラガルドECB総裁が22日の欧州中央銀行(ECB)理事会でフォワードガイダンスの変更を示唆したことから、ECB高官の発言に要注目となる。また、ユーロ圏での新型コロナウイルス変異株の感染拡大状況には、引き続き要警戒か。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・雲の下限の1.1985ドル、ユーロ円は一目・雲の下限の131.48円。ポンドドルは一目・基準線の1.3961ドル、ポンド円は日足一目均衡表・雲の上限の154.25円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月7日の安値の1.1782ドル、ユーロ円は7月8日の安値の129.63円。ポンドドルは一目・転換線の1.3822ドル、ポンド円は一目・転換線の152.37円。

  •  本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英6月消費者物価指数のポジティブサプライズに警戒する展開となる。

     6月英消費者物価指数(CPI)の予想は前月比+0.2%/前年比+2.2%となっており、5月の前年比+2.1%からの上昇が見込まれている。ベイリーBOE総裁は、パウエルFRB議長やラガルドECB総裁と同様に、「一時的な」インフレ高進に過剰反応すべきではないとして、「金融環境の早過ぎるタイト化によって回復が損なわれることがないよう、一時的に強い成長やインフレ率に過剰反応しないことが重要だ」と主張してきた。
     英国6月のインフレ率が米国の消費者物価指数(前年比+5.4%)のようにポジティブサプライズだった場合、欧州中央銀行(ECB)のようにインフレ目標の2%への引き上げ、フォワードガイダンスの変更という選択肢が乏しいことで、BOE高官による見解に要注目となる。

     トルコ中銀は、本日、政策金利を19.00%で据え置くと予想されている。しかしながら、6月1日に、エルドアン・トルコ大統領は「利下げは不可欠だ。そのためには、金利が低下し始めるよう7、8月頃がめどになる。利下げが生産者物価を押し下げ、結果的に消費者物価の上昇抑制につながる」と述べて、7月、8月の金融政策決定会合での利下げを要請していたことで、据え置きならば、カブジュオール・トルコ中銀総裁の解任の可能性が高まることで要警戒か。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・転換線の1.1834ドル、ユーロ円は一目・転換線の130.93円。ポンドドルは一目・基準線の1.3961ドル、ポンド円は一目・雲の上限の154.47円。トルコリラ円は6月15日の高値の13.01円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、3月31日の安値の1.1704ドル、ユーロ円は7月8日の安値の129.63円。ポンドドルは7月8日の安値の1.3742ドル、ポンド円は一目・転換線の152.37円。トルコリラ円は一目・転換線の12.73円。

  •  本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英6月雇用統計とハト派のサンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員の講演に注目する展開が予想される。

     英6月雇用統計は5月の失業率6.2%や失業保険申請件数推移▲9.26万件からの改善、悪化を見極めることになる。
     サンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員は、先日、「英CPIは、労働市場の余力により暫くの間抑制され続ける可能性が高い」「経済が十分力強く回復している証拠は見られない」と述べており、昨日発表された6月の消費者物価指数が前年比+2.5%へ上昇したことに対する見解に要注目となる。

     ユーロドルは、来週22日の欧州中央銀行(ECB)理事会でのフォワードガイダンス変更を控えて、米10年債利回りの動向に振らされる展開が予想される。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・基準線の1.1984ドル、ユーロ円は一目・転換線の130.75円。ポンドドルは一目・基準線の1.3959ドル、ポンド円は一目・基準線の153.08円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月14日の安値の1.1772ドル、ユーロ円は7月8日の安値の129.63円。ポンドドルは7月8日の安値の1.3742ドル、ポンド円は7月8日の安値の151.18円。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値注目する展開が予想される。

     6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値の予想は前年比+1.9%、6月ユーロ圏HICPコア改定値の予想は前年比+0.9%と見込まれている。欧州中央銀行(ECB)は、インフレ目標を2%に引き上げ、22日の欧州中央銀行(ECB)理事会ではフォワードガイダンスの変更が示唆されており、ユーロの上値が抑えられている。
     ECB理事会では、物価上昇率が一時的に2%を上回ることを容認する新たなインフレ目標に合わせて、政策金利、債券購入プログラム、その他の政策手段について、フォワードガイダンスの変更が示唆されている。
     本日は、来週のECB理事会を控えて、1.1800ドルのNYカットオプションのマグネット効果で動きづらい展開が予想される。
     ユーロ圏での新型コロナウイルス変異株の感染拡大状況などにも要警戒となる。

     ポンドドルに関しては、昨日、サンダース英MPC委員が、物価が予想以上に急激に上昇しているため、現在の国債買い入れプログラムの中止を早期に決定する可能性があると述ベており、今後も同様のタカ派発言に要注目となる。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・基準線の1.1983ドル、ユーロ円は一目・転換線の130.74円。ポンドドルは一目・基準線の1.3959ドル、ポンド円は一目・転換線の152.37円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月14日の安値の1.1772ドル、ユーロ円は3月30日の安値の129.13円。ポンドドルは7月8日の安値の1.3742ドル、ポンド円は7月8日の安値の150.67円。

  •  週明けのロンドン為替市場でユーロドルは、22日に欧州中央銀行(ECB)定例理事会を控える中で欧州金利動向を眺めながらの取引となるか。先週末には、欧州最大の経済国ドイツの10年債利回りが3月下旬以来の水準となる-0.354%付近まで低下した。

     ECBは8日に戦略見直しの結果を公表し、中期的なインフレ目標を「2%」に変更。気候変動問題への一段の配慮なども決定した。ただし、「フォワードガイダンス」を巡っては合意に至らず、今週の理事会で再び協議されるもよう。
     
     一部通信社が報じたところによると、一部の理事会メンバーからは「戦略見直しと政策決定を混同すべきではない」との声もでているようだ。ただし、多数のメンバーが「合意された戦略の変更をフォワードガイダンスに反映させる必要がある」と主張。ガイダンスが修正された場合には、金融緩和を一段と重視する内容になると見られている。

     週明けのアジア市場では米長期金利が大幅に低下して始まったが、ドル売りは対欧州通貨で強まらず。そういった中、ECB理事会前に欧州債への買いが強まるようであれば(金利は低下)ユーロドルは下値を試しやすくなるか。

     また、先週末にかけて上値を切り下げたポンドの動きにも注目したい。英国では新型コロナウイルス感染が再拡大しているものの、イングランドでは19日から大半のコロナ規制が解除された。経済正常化に向けて舵を切ったジョンソン政権だが、ジャビド英保健相が感染、ジョンソン英首相が濃厚接触者と先行き怪しい船出だ。もしジョンソン首相が再感染ともなれば、相場のセンチメントはポンド弱気に傾きそうだ。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルは15日高値1.1851ドル、ポンドドルは日足一目均衡表・転換線1.3826ドルが上値めど。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルは13・14日安値1.1772ドルが目先の下値めど。割り込むと3月31日安値1.1704ドルが意識される。ポンドドルは200日移動平均線1.3700ドルが下値めど。

  •  本日のロンドン為替市場では、欧州での新型コロナウイルス感染状況を見極めながら、22日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会やラガルドECB総裁の記者会見に向けた思惑で上下する展開か。荒い値動きが続く欧州長期債にも引き続き目を向けておく必要がありそうだ。昨日の独10年債利回りは一時-0.402%、英10年債利回が0.516%とそれぞれ2月12日以来の水準まで低下した。

     欧州序盤にはビルロワドガロー仏中銀総裁の講演が予定されているが、ECB理事会前のクワイアット・ピリオド(quiet period、いわゆるブラックアウト期間)に入り金融政策についての発言はできず、相場の材料とはなり難いだろう。フランスで第4波入りしたとされる、新型コロナ感染状況への見解が示されそうだ。

     今回のECB理事会で注目されるフォワードガイダンスについては、戦略見直しを反映させた形で調整が行われるとの見方が大勢を占めつつある。ハト派スタンスの強化に繋がると予想されるなか、結果がでるまではユーロドルの上値は追いづらいのではないか。

     英国人口の約5分の4が住むイングランドでは19日からコロナ規制が解除されたが、感染拡大への警戒感は高まったままであり、ポンドの上値を抑える材料の1つとなっている。感染リスク増を受け、米国務省は「英国への渡航、中止勧告」と4段階で最も厳しい水準に引き上げた。劇的に英国の状況が改善されるとも思えず、ポンドは売り場探しとなりそうだ。
     
    想定レンジ上限
    ・ユーロドルは15日高値1.1851ドルが上値めど。ポンドドルは200日移動平均線1.3703ドルを念頭に昨日レンジの半値1.3723ドル付近が目先の上値めど。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルは19日安値1.1764ドルが目先の下値めど。割り込むと3月31日安値1.1704ドルが意識される。ポンドドルは節目1.3600ドルが下値めど。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、明日の欧州中央銀行(ECB)理事会でのフォワードガイダンス変更への警戒感から軟調推移が予想される。

     フォワードガイダンスは、インフレ目標が2%に引き上げられたことに合わせてハト派的に変更されることが示唆されており、ユーロ圏での新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大とともに、ユーロドルの上値を抑える要因となる。また、1.1800ドルには22日と23日のNYカットオプションが控えており上値を抑制している。

     ポンドドルは、英国での新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を嫌気して下落基調を辿っている。また、ジョンソン英首相が、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に該当するとして自主隔離していること、ジャビド保健相が検査で陽性反応を示したことなども、ポンドドル売りに拍車をかけている。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・転換線の1.1819ドル、ユーロ円は一目・転換線の129.85円。ポンドドルは一目・転換線の1.3741ドル、ポンド円は7月8日の安値の150.67円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、3月31日の安値の1.1704ドル、ユーロ円は7月20日の安値の128.60円。ポンドドルは7月20日の安値の1.3572ドル、ポンド円は7月20日の安値の148.47円。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、本日の欧州中央銀行(ECB)理事会でのフォワードガイダンス変更に注目する展開となる。
     ラガルドECB総裁は、インフレ目標が2%に引き上げられたことで金融刺激策の新たなフォワードガイダンスを再定義、再検討すると予告し、投資家に対して変化に備えるように呼び掛けている。さらに、2022年3月まで予定されているパンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)の後の新たなフォーマットへの移行も示唆しており、ユーロ売り圧力を強める可能性に要警戒となる。
     また、欧州での洪水被害や新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大なども、ユーロの上値を抑える要因となる。また、1.1800ドルには22日と23日のNYカットオプションが控えており、上値を抑制している。
     ポンドドルは、英国での新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を嫌気して売り圧力が強まりつつある。また、ジョンソン英首相が、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に該当するとして自主隔離していること、ジャビド保健相が検査で陽性反応を示したことなども、ポンドの上値を抑える要因となっている。
     本日は、デルタ株の感染拡大を受けたブロードベント英中銀(BOE)副総裁の講演に要注目か。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・転換線の1.1816ドル、ユーロ円は一目・基準線の130.74円。ポンドドルは一目・転換線の1.3741ドル、ポンド円は雲の下限の152.57円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月21日の安値の1.1752ドル、ユーロ円は7月21日の安値の129.16円。ポンドドルは7月21日の安値の1.3591ドル、ポンド円は一目・転換線の150.98円。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、7月の独仏ユーロ圏の製造業・サービス業PMI速報値、ポンドドルは英国の7月製造業・サービス業PMI速報値に注目する展開となる。

     ユーロ圏や英国では、6月辺りまでは、新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗を受けて警戒感が改善していたが、7月辺りからは新型コロナ・デルタ株などの感染拡大などで、景況感の悪化が警戒され始めた。7月の製造業・サービス業PMIの速報値により、新型コロナウイルスによる景況感への影響を見極めることになる。

     英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っている。しかし、英政府は、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となる。
     英タイムズ紙は、北アイルランドは、ジョンソン英首相が、受容できない北アイルランド議定書を再締結した場合、徹底抗戦する意向、と報じている。

     ポンドドルは、英国での新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を嫌気して売り圧力が強まりつつある。また、ジョンソン英首相が、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者に該当するとして自主隔離していること、ジャビド保健相が検査で陽性反応を示したことなども、ポンドの上値を抑える要因となっている。

     ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)理事会で、先行きの政策指針である「フォワードガイダンス」を変更し、景気を支えるため粘り強く緩和を継続することを約束したことから軟調推移が予想される。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・転換線の1.1814ドル、ユーロ円は一目・基準線の130.65円。ポンドドルは7月16日の高値の1.3862ドル、ポンド円は雲の下限の152.57円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、3月31日の安値の1.1704ドル、ユーロ円は7月21日の安値の129.16円。ポンドドルは7月22日の安値の1.3691ドル、ポンド円は一目・転換線の150.98円。

  •  為替は現地27-28日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が公表となる日本時間29日未明まで積極的に売買が手掛けにくい状態が続きそう。ただ、本日のロンドンタイムは序盤に7月独Ifo企業景況感指数が発表となる。6月の101.8から102.1への改善が見込まれているが、予想より弱い結果への反応には一応留意したい。

     米連邦準備理事会(FRB)は、パウエルFRB議長ほか主要メンバーがタカ派的な思惑が高まり過ぎないように配慮しているが、やがて緩和縮小へ向かうとの見方ができる。一方、欧州中央銀行(ECB)は緩和継続を目指す姿勢にある。米欧の金融政策の相違が意識されるなか、欧州の回復の弱さを示唆する景気指標が発表となった際のユーロの振れには注意が必要だろう。

     20時のイングランド銀行(BOE)ブリハ金融政策委員会(MPC)委員の講演にも注目したい。先々週、ラムスデンBOE副総裁やサンダースMPC委員の刺激策解除に前向きな発言が伝わったが、先週は一転してハスケルMPC委員や、ブロードベントBOE副総裁が早期の金融緩和縮小に否定的な見解を示した。この流れがどちらへ向かうか注視したい。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、22日高値1.1830ドル。
     ポンドドルは、6月1日-7月20日の下落幅に対する38.2%戻し1.3830ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、3月31日につけた年初来安値1.1704ドル。
     ポンドドルは、7月20-22日の上昇幅に対する半値押し1.3680ドル。

  •  市場は、本日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を待つ状態で動きにくい。今回のFOMC会合自体も大きな動意につながりにくいとみられている。そのイベントに一応の敬意を払うような格好の待ちの状態では、積極的に売買を手掛けにくい。17時発表予定の6月ユーロ圏マネーサプライM3は、取引要因としての注目度は低く、何らかの動きへつながるとは考えにくい。

     昨日は、弱い7月独Ifo企業景況感指数こそユーロ売りにつながったものの、アジアタイムに付けた日通し安値1.1763ドルを下抜けるには至らず、レンジを広げる展開にならなかった。上値も1.1810ドル台が重く、28・29日NYカットと、FOMC後まで配置されている1.1800ドルのオプション(OP)付近の動きにとどまった。本日も特段の新たな取引材料が出てこなければ、同OP付近のレンジを中心としたもみ合いに終始しやすいか。ある程度の動意が生じても、より多くのOPが控える1.1850ドル付近で上値が抑えられそう。下値は21日につけた直近安値1.1752ドルの下に厚い買いオーダーが見えている。同水準を割り込んだところにストップロスの売りも複数控えているようだが、ストップを巻き込んだ下落加速を仕掛けるにしても、後押しとなる材料が必要といえる。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、月内期限の複数OPが観測される1.1850ドル。
     ポンドドルは、月足一目均衡表・雲の上限1.3886ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、厚めな買いオーダーや本日NYカットのOPも観測される1.1750ドル。
     ポンドドルは、1.3762ドル前後で下げ渋りを誘いそうな5日移動平均線付近。

  •  本日の為替市場の注目は米連邦公開市場委員会(FOMC)とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見ということは変わらないが、いずれも欧州勢が引けた後なこともあり、欧州時間は動きにくいだろう。動く要因を探すとすると、欧州株の値動きを中心としたリスク許容度の動きや、月末絡みのフロー次第になりそうだ。

     昨日は連日大幅続落を繰り返している中国株の動きを嫌気し、欧州株も軟調に推移した。本日は香港株こそは利食いも入り買いが先行しているが、中国株は依然として軟調に推移している。このまま軟調地合いが続く場合は、欧州株安による欧州通貨売りもあるかもしれない。

     月末のフローに関してはすでにこの数日散見され、ポンド買いを促す材料は少ないにもかかわらずポンドが上げ幅を広げている。先月は応当日が月末にあたった6月28日やその翌日29日のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングは、円買いやポンド買いのフローが優勢だった。一方30日はドル買いのフローが中心となり、事前に予想することが難しく出たところ勝負となるだろう。

     経済指標では独・仏から消費者信頼感指数ほか、複数の経済指標が発表されるが、どの指標もここ最近は市場の反応が限られていることで、本日も経済指標では動意薄になりそうだ。

    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、日足一目均衡表・基準線1.1864ドル。
     ポンドドルは、12日高値1.3910ドルを超えると日足一目均衡表・雲の下限1.3972ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、7月21日安値1.1752ドル。
     ポンドドルは、26日安値1.3737ドルや日足一目均衡表・転換線の1.3733ドルが支持帯。

  •  月末とあって、欧州通貨は企業や機関投資家の特殊玉によるフローで不安定に振れる場面を警戒したい。ユーロドルは下値1.1810ドル割れで発動するストップロスが置かれている。まとまったフローでこのポイントをヒットし、ストップを巻き込んで動きが増幅する展開に注意したい。ポンドドルも約1カ月ぶりの高値圏にあることも手伝い、不安定に振れやすい状態といえる。

     あとは昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会見でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による「利上げには程遠い」との発言を受けて急低下した米債利回りの動向をにらみつつ、ドル相場の強弱に呼応した欧州通貨の振幅を追うことになる。

     欧州経済指標に為替がどの程度反応するか不透明な部分はあるものの、欧州朝方に発表となる独雇用指標では、ポストコロナの経済回復による失業者減少の勢いの緩みが警戒される。主要国ドイツでのデルタ変異株の拡散が、雇用状況に悪影響を与えているとの連想が強まれば、ユーロの重しとなる。

     NY入り前に発表となる7月の独消費者物価指数(CPI)速報値は、6月の前年同月比+2.5%から、3%超えへ加速するとの見方。だが、欧州中央銀行(ECB)がインフレを一時的として緩和維持の姿勢を示しているため、ユーロは強い結果に反応しにくいか。一方、緩和維持の観測を後押しする弱い結果なら、前述のストップ売りなども巻き込み、ユーロが下値を探る展開となるか。


    ・想定レンジ上限
     ユーロドルは、複数オプション観測の節目1.1900ドルをこなした場合でも上昇を抑制しそうな売り観測レンジ1.1910-1.1920ドル水準。
     ポンドドルは、6月23日高値1.4001ドル。

    ・想定レンジ下限
     ユーロドルは、日足一目均衡表・転換線1.1801ドル。
     ポンドドルは、昨日28日安値1.3844ドル

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、7月の独仏ユーロ圏の製造業PMI改定値、ポンドドルは英国の7月製造業PMI改定値に注目する展開となる。

     ユーロドルは、1.1900ドルの本日のNYカットオプションが上値を抑える展開が予想される。ポンドドルは、1.3950ドルと1.3880ドルにストップロスが控えており、英国の7月製造業PMI改定値のサプライズに要警戒となる。

     ユーロ圏や英国の7月製造業PMI速報値は、新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大を受けて、6月製造業PMIから悪化していたことで、改定値の下方修正に要警戒となる。
     リスクシナリオは、7月27日付けのIMM通貨先物の投機部門取組でのドルの買い持ちポジションが昨年3月以来の高水準となっていることで、上方修正によるユーロとポンドの買戻しとなる。

     英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となる。
     また、6日に発表される米7月雇用統計の改善が予想されていることも、ユーロとポンドの上値を抑える要因となっている。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・基準線の130.52円。ポンドドルは雲の下限の1.3983ドル、ポンド円は雲の上限の153.53円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.1831ドル、ユーロ円は7月27日の安値の129.55円。ポンドドルは一目・転換線の1.3787ドル、ポンド円は一目・転換線の151.37円。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、6月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)に注目する展開となる。

     6月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)の予想は前月比+1.4%/前年比+10.3%となっており、5月の前年比+9.6%からさらに上昇することが見込まれている。消費者物価指数は、5月が前年比+2.0%、6月は前年比+1.9%、7月は前年比+2.2%と高止まりしており、ユーロ圏のインフレ高進懸念は払拭されない状況が続いており、ユーロの下支え要因となっている。

     7月トルコ消費者物価指数(CPI)の予想は、前月比+1.54%/前年比+18.50%となっており、6月の前年比+17.53%からの上昇が見込まれている。
     トルコ中央銀行は7月29日、年末時点のインフレ率見通しを14.1%と、従来予想の12.2%から引き上げており、カブジュオール・トルコ中銀総裁は「インフレが継続的に低下することを達成するまで、引き締め策を維持する」と述べている。
     一方、エルドアン・トルコ大統領は8月までの利下げを要請しており、8月12日のトルコ中央銀行金融政策決定会合で利下げが見送られた場合、カブジュオール・トルコ中銀総裁が更迭される可能性が高まることになる。

     英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となる。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・転換線の130.03円。
    ポンドドルは雲の下限の1.3958ドル、ポンド円は転換線の152.09円。
    トルコリラ円は8月2日の高値13.17円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.1832ドル、ユーロ円は7月20日の安値の128.60円。
    ポンドドルは一目・転換線の1.3837ドル、ポンド円は一目・基準線の151.27円。
    トルコリラ円は雲の上限12.99円。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、6月ユーロ圏の小売売上高と7月の独仏ユーロ圏のサービス部門PMI改定値に注目する展開となる。ポンドドルは、7月英サービス部門PMI改定値に注目する展開となる。
     6月ユーロ圏小売売上高の予想は、前月比+1.7%/前年比+4.5%となっており、5月の前月比+4.6%、前年比+9.0%からの低下が見込まれている。新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を受けた行動規制強化の影響が警戒されつつあることで、ネガティブサプライズに要警戒か。
     ユーロドルは、6日の米7月雇用統計の発表に向けて動きづらい展開の中、NYカットオプション(1.1885ドル、1.1860ドル、1.1855ドル、1.1850ドル)が値動きを抑制する展開が予想される。

     英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となりつつある。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・転換線の129.87円。ポンドドルは雲の下限の1.3956ドル、ポンド円は転換線の152.31円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.1832ドル、ユーロ円は7月20日の安値の128.60円。ポンドドルは一目・転換線の1.3852ドル、ポンド円は一目・基準線の151.27円。

  • 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、6月独製造業新規受注に注目する展開となる。ポンドドルは、英中銀金融政策委員会(MPC)の金融政策に注目する展開となる。

     6月独製造業新規受注の予想は、前月比+1.9%/前年同月比+22.9%となっており、5月の前月比-3.7%からは改善、前年比+54.3%からは悪化が見込まれている。6月、7月以降は、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を受けた景況感の悪化が警戒されつつあることで、前月比ベースでのネガティブサプライズに要警戒か。

     英中銀金融政策委員会(MPC)では、政策金利は0.10%で据え置き、資産買取プログラムは8950億ポンドで据え置きが予想されている。注目ポイントは、週間の緊急債券購入のペースが減額されるか否かとなる。

     英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となりつつある。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・転換線の129.85円。ポンドドルは雲の下限の1.3939ドル、ポンド円は一目・雲の下限の152.57円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月21日の安値の1.1752ドル、ユーロ円は8月4日の安値の129.14円。ポンドドルは一目・基準線の1.3778ドル、ポンド円は一目・基準線の151.27円。

  •  本日のロンドン為替市場のユーロドルは、6月独鉱工業生産を見極めながら、米7月雇用統計を待つ展開となる。

     米7月非農業部門雇用者数の予想は前月比87万人程度だが、最小予想の+35万人に近いネガティブサプライズならば、ユーロ買いドル売り、最大予想の+160万人に近いポジティブサプライズならば、ユーロ売りドル買いとなる。

     6月独鉱工業生産の予想は前月比+0.5%、前年同月比+7.9%となっており、5月の前月比-0.3%からは改善、前年比+17.3%からは悪化が見込まれている。6月、7月以降は、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大を受けた景況感の悪化が警戒されつつあることで、前月比ベースでのネガティブサプライズに要警戒か。しかし、昨日発表された6月独製造業新規受注は前月比+4.1%と5月の前月比-3.7%から改善、前年同月比は+26.2%と5月の+54.3%から悪化していた。
     英国と欧州連合(EU)との北アイルランド議定書を巡る論争「ソーセージ戦争」は3カ月の休戦に入っているものの、英政府が、北アイルランドを巡る取り決めに関して、「大幅な見直しが必要だ」として再交渉を要求し、EUは再交渉を拒否しており、EU離脱を巡る混迷が再燃しつつあり、ユーロとポンドの上値を抑える要因となりつつある。

    想定レンジ上限
    ・ユーロドルの上値目処(めど)は、7月30日の高値の1.1909ドル、ユーロ円は一目・基準線の130.42円。ポンドドルは雲の上限の1.3991ドル、ポンド円は一目・雲の上限の153.79円。

    想定レンジ下限
    ・ユーロドルの下値目処(めど)は、7月21日の安値の1.1752ドル、ユーロ円は8月4日の安値の129.14円。ポンドドルは一目・転換線の1.3875ドル、ポンド円は一目・転換線の152.31円。

  • 英GDP、パンデミック前の水準上回る 11月は0.9%増と予想超え
    1/14(金) 17:08配信

     1月14日、英国立統計局(ONS)が発表した11月の国内総生産(GDP)は前月比0.9%増と市場予想を上回った。

    [ロンドン 14日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が14日発表した11月の国内総生産(GDP)は前月比0.9%増と市場予想を上回った。英経済は最初にロックダウン(都市封鎖)入りする前の水準を超えた。

    ONSによると、GDPは2020年2月の水準を0.7%上回った。

    ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.4%増だった。

    スナク財務相は「11月に経済規模がパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻ったことは驚くべきことであり、英国国民の気概と意志の強さの証しだ」と述べた。

    他国は米国を筆頭に、既にパンデミック前の経済規模を回復している。

    ただ、12月には新型コロナウイルスのオミクロン変異株が欧州を襲ったため、GDPは打撃を受けたと見られる。多くの企業が深刻な人員不足を報告し、消費者が依然として外出に不安を抱く中、1月も景気の勢いが失われる見込みだ。

    一方、保健当局者は英国でのオミクロン株感染拡大の波はピークに達したと考えており、アナリストによれば、経済への打撃は長続きしない可能性が高く、英中銀は今年も利上げを継続できそうだ。

    ONSはデータの修正を考慮しなければ、12月のGDPが0.2%以上のマイナスにならなければ、四半期ベースのGDPは10─12月に新型コロナウイルス流行前の水準に並ぶか、これを上回ると説明した。

    ONSによると、11月は建築、小売、宅配、会計分野が堅調で、建設業は、世界的なサプライチェーンの問題の後、原材料の調達が容易になったため、数カ月間の低迷から回復したという。

    英国経済は、コロナ規制が緩和されたとしても、今後数カ月は依然として困難に直面する見込み。

    英商工会議所の経済担当責任者、スレン・シル氏は「プランBの措置が解除されれば英国経済は回復するはずだが、インフレ率の急上昇やサプライチェーンの混乱が続くことで、経済成長見通しは2022年の大半で圧力を受け続けることになるかもしれない」と述べた。

    11月の鉱工業生産指数は前月比1.0%上昇した。市場予想は0.2%上昇だった。

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