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テスラ【TSLA】の掲示板 〜2017/05/31

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saw***** 強く買いたい 2017年4月17日 19:20

>>538

破竹の勢いテスラ株

テスラは、米国の自動車市場を征服しそうな勢いで時価総額が膨れ上がっている。

実際にそうなる迄、乗り越えなければならない壁がある。

テスラの株価はモデル3の発売を前に破竹の勢いを見せ、今年に入り40%上昇

生産はこの夏にも開始。

テスラ株の2018年度予想に基づくPERは271倍。一方でフォードは7倍以下、GMは6倍以下。テスラは自動車業界をひっくり返すとの期待感からここまでバリュエーションが高くなっているが、大きな利益を上げればPERは低くなる。

しかしテスラのPERが合理的な水準にまで下がるほど利益をあげるためには、大胆な仮定が必要。テスラのバリュエーションがGMやフォードの10倍の水準だと仮定し、テスラの株価が今後も300ドル程度を維持するとする。さらに株式総数が変わらないと考えた場合、テスラは7億ドル(1株当たり4ドル29セント)の利益を上げている必要がある。

2016年の同社の販売台数は7万6000台、売上高は70億ドル、最終損益は6億7500万ドルの赤字。

テスラのイーロン・マスクCEOは、2018年に50万台の車を生産、アナリストも2018年に30万2000台を納車できるだろう。納車台数を38万台としてみよう。モデル3だけでなく高価なモデルSやモデルXも販売するため、平均販売価格は1台5万ドル。そうなると、自動車の売上高は210億ドルを少し下回る。太陽電池やエネルギー事業からの売上高20億ドルをそこに加えよう。

営業利益率が昨年のGMとフォード2社の平均である5.4%を達成できれば、営業利益は11億ドル。そこから2億ドルの支払利息を引き、残りの額に25%の税金。すると純利益は7億ドル。

これでPERはGMやフォードの10倍。

そこまでたどり着くため、テスラは販売台数を5倍に増やし、極めて効率的な競合企業に匹敵するような利幅を確保し、さらに新株発行は控える必要。

これらのどれか一つでも条件が変われば(販売台数が減る、利幅が減る、販売価格が下がる)、PERが他社の10倍に近づかない。

テスラの投資家にとって、バリュエーションは意味のないものかもしれない。同社が大きな収益を得るまで、投資家は2年ではなく5年は待つかも。

大変革をもたらすテスラのような企業にとって、そもそもバリュエーションなど意味をなさない。