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ブリストル・マイヤーズ・スクイブ【BMY】の掲示板

BMYとペプチドリームでつながるシオノギの話6


日経産業新聞(2017/09/19)より

ワンマンの懸念

48歳で社長に就任した手代木社長もすでに57歳であり、来年には就任10年を迎える。まだまだ続けられる気力も体力もあり、大胆な提携などを仕掛けられる時間も残されている。
ただ、開発戦略から世界大手との交渉まで辣腕を振るうだけにワンマン経営に陥るリスクもある。
社内では後継者の育成を不安視する声も出ている。
90年代には「終わった会社」とも揶揄(やゆ)された塩野義の復活は劇的だった。
その奇跡を起こした魔法はいつまでも解けないのか。規模が小さくても、魔法使いがいなくても、強い企業であり続けられる仕組みを残すことが経営者として評価される手代木氏にとって今後、最大の責務になりそうだ。(高田倫志)

塩野義製薬 手代木社長の主な経歴と戦略  
1982年 東京大学薬学部卒、塩野義製薬入社 
99年 経営企画部長に就任。第1次中期経営計画策定を主導 
2001年 英GSKと抗HIV薬開発の合弁会社設立 
02年 英アストラゼネカと、主力の高脂血症薬「クレストール」の販売契約を締結 
04年 研究開発本部長として研究領域を絞り、感染症などに集中 
08年 48歳の若さで社長就任 
12年 GSKとファイザーによる抗HIV薬の共同開発会社の株式取得。配当も多く、安定収益源に 
13年 アストラゼネカとクレストールの契約変更。特許切れ後の影響を抑制 
    GSKなどとの開発会社から抗HIV薬「テビケイ」の世界販売 
17年 ペプチドリームなどと共同出資会社設立。次世代医薬品の原薬量産で先手 
18年 新規インフル治療薬を販売。海外ではロシュと販売提携