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センチネルワン【S】の掲示板 〜2019/07/04

 昨年末に親会社 SoftBank および 複数の投資家が設立した端末リース会社により Sprint の貸借対照表から経費を取り除く作業は,ほとんど終了した。New Street のアナリストらは Sprint の第1四半期決算報告に先立つリサーチ報告で,"投資家は,EIP (端末割賦プラン),端末リース・プラン ならびに 資金手当てのために設立された法人などを すべて無視すべきである。" … と書いた。
 その代りに,投資家は 端末からの ARPU, チャーン,(極めて競争の激しかった第4四半期に会社が達成したと言っている) シェアの純増に注目すべきであると言う。
 他社から乗り換える利用者にサービス料金を半額に割り引くというような 昨年からの積極果敢なプロモーションは,この四半期に ARPU の +$0.69 増を生むだろう … と New Street は書いた。これにより ARPU は $59 に押し上げられる。"それでも,前年比で見れば ARPU は −7.5% の減である。" ただし,Sprint は, "我々の [目標株価?] 引き下げ懸念を解消するためには,これより かなり良くなければならない。"
 さらに,業界の純増の 25% を占めるべきであると New Street のアナリストらは主張する。第4四半期の純増のシェアは 18% であり,半額割引のプロモーションの後には 20% に上がったのだと言う。"Sprint が回復路線上にあるためには,現在の料金設定で,この水準から 25% に向けて着実に前進が見られる必要がある。"
 そして,Sprint のチャーンは 昨年 着実に改善して いるものの,いくつかのプロモーションの終了 ならびに 厳しい消費者信用政策の実施による影響を受けるだろうとアナリストらは言う。
 Sprint の現行の料金設定を前提とすれば,"合理的な時間表で考えて,持続可能な FCF (フリーキャッシュ・フロー) が トントンに十分速く達するほどの成長は期待できない。" … と New Street は書いた。"何か デカいものが変わる必要がある。挽回を前提にした投資をすることは厳しいと我々は考える。もしも T-Mobile と取り引きができるなら,価値創造の見込みはいくらかある;だが,これは おそらく 12~24ヵ月先の話であり,T-Mobile には他にも入札する会社があるだろう。
 ただし,New Street のアナリストらは,Sprint の価値ある電波保有を考えに入れれば,"この株の空売りには用心深い。" Sprint は,第1四半期の決算を5月初めに報告すると見られている。