ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ボーイング【BA】の掲示板 〜2019/07/08

ウォールストリート・ジャーナルより(1/2)
 乗客1人が死亡した米サウスウエスト航空機の事故を受け、航空業界で最も広く普及しているエンジンの1つに注目が集まっている。

 米 ゼネラル・エレクトリック (GE)と仏サフランの合弁会社、CFMインターナショナルが製造するエンジンは、商用航空を支える主力商品だ。業界大手の米航空機大手ボーイングや欧州の航空・防衛大手エアバスの単通路型航空機も、その大半が同社エンジンを搭載する。

 サウスウエスト航空が運航するボーイング「737-700」機(乗員乗客149人)は17日、ニューヨークのラガーディア空港からテキサス州のダラス・ラブフィールド空港へ向かう途中、搭載する「CFM56-7B」型エンジンの2つのうち1つが巡航高度で大破し、複数の金属片が機体に衝突した。ただ、機内でどのような事態が発生したか、詳細はまだ不明だ。

 サウスウエストでは2年前にもCFM56型エンジンで同様のトラブルが発生して旅客機が緊急着陸したが、けが人は出なかった。この事故の調査では、一部のファンブレードに金属疲労が生じていた痕跡が見つかっている。事故を受けて米連邦航空局(FAA)は昨年、特定のCFM製エンジンについては検査の強化を図るよう提案したが、この安全措置はまだ義務化されていない。

  米国家運輸安全委員会(NTSB)はCFM65型エンジンを搭載したサウスウエスト機の事故が2回発生した問題で、共通の原因があるかどうか調査するとしている。

 サウスウエストは17日夜、自社の航空機に搭載されたCFM56型エンジンの検査を強化すると発表。一方、CFMインターナショナルはNTSBの調査を支援するため専門家チームを派遣するとした。今回の事故を受けて 大韓航空 は18日、保有する737型機のファンブレードを検査すると発表している。