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ボーイング【BA】の掲示板 〜2019/07/08

ボーイング、米中貿易摩擦でわずかなリードを失う恐れ :ブルームバーグ 2018.7.7 06:01

常に競合関係にある米ボーイングと欧州のエアバスへの発注について、中国は長年にわたり均衡を保つ努力をしてきた。しかし、ボーイングはトランプ米大統領の貿易政策に伴い世界2位の航空市場である中国でわずかなリードを失うリスクがある。
 トランプ大統領が中国からの輸入品500億ドル(約5兆5300億円)相当への追加関税を発表し、本格的な貿易戦争に突入する恐れが強まる中で、中国の習近平国家主席には報復措置の発動を求める圧力が加わっている。習主席の戦略は、6月下旬に北京を訪問したフランスのフィリップ首相との会談にその手がかりが見いだせる。
 同首相はエアバスA320の180機余りの契約について合意を目指す方針で、中国はエアバス機購入の協議を継続することを同首相に伝えた。
 180億ドル相当の発注が確定すれば、中国には効果的な報復の選択肢があるという強いシグナルを米国に送ることになる。北京にある政府系シンクタンク、中国電子信息産業発展研究院の航空研究員、ジン・ウェイ氏によると、中国は今後の発注でエアバスを選好する可能性が高い。ジン氏は「大型機をエアバスに発注することで、中国には他に選択肢があり、米国との貿易摩擦を恐れていないと米国への警鐘を鳴らすことになる」と述べた。
 フィリップ首相の側近が政府の方針を理由に匿名を条件に語ったところによると、エアバス機をめぐる協議は継続中。契約がいつ締結されるかどうかについては言及を避けた。
 エアバスの担当者は、航空機のニーズについて顧客と常に協議していると述べ、外交についてはコメントしないとした。ボーイングはコメントを控えている。(ブルームバーグ Dong Lyu、Kyunghee Park)
https://www.sankeibiz.jp/macro/amp/180707/mcb1807070601007-a.htm
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習近平国家主席どう出るか?中国航空産業の発展とボーイングへの報復関税の意味を考える。