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プラグ・パワー【PLUG】の掲示板 〜2020/08/24

アマゾンが火をつけた「倉庫ロボット戦争」が戦線拡大

Bloomberg
2017/04/12

キヴァ買収を契機に誕生したローカス
アメリカの倉庫事業者をロボットビジネスへと駆り立てたのはアマゾンだった。
マサチューセッツ州ディベンズにある自社倉庫からアパレル商品を出荷するクワイエット・ロジスティクス(Quiet Logistics)は、キヴァ・システムズ(Kiva Systems)が製造するロボットを使用していた。
その後、2012年にアマゾンがキヴァを買収すると、クワイエットはロボット研究者を雇用し、2015年に新会社ローカス・ロボティクス(Locus Robotics)をスピンアウトした。
ベンチャーキャピタルから800万ドルを調達したローカスは2016年、独自の倉庫ロボティクスソリューション「ローカスボット」(LocusBot)を発表。同社は当初、ローカスボットを自社事業に活用していたが、その後、家庭用品や自動車部品などを出荷するさまざまな企業に対しても販売するようになった。
そして今回、ローカスはさらなる大物を釣り上げた。ローカスボットを、世界最大のサードパーティ・ロジスティクス企業であるDHLサプライチェーン(ドイツポストDHLグループ傘下)に販売したのだ。
DHLは、テネシー州メンフィスにある同社施設でローカスボットを使用し、アメリカ国内各地の手術室で使用される各種外科用装置の出荷に役立てる計画だ。
倉庫に設置されたローカスボットは、ローカスが開発したソフトウェアの誘導により、特定の商品が置かれている棚に移動する。目的地では人間の作業員がローカスボットを出迎え、iPad上でその商品の説明を読み、ローカスボットに取りつけられたプラスチック製バケットにその商品を放り込む。
こうしたシステムの狙いは、商品を運ぶ業務の大部分をローカスボットにまかせて、作業員は特定ゾーンの巡回に専念することだ。
ローカスのリック・フォークCEOは「最初のトレンドでは、ロボットに人間の代役を務めさせることが目標だった」と語る。「いまの目標は、人間とロボットが協力し合って働くことだ」。ローカスボットは1台3万5000ドルする。

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