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フィデリティ・USハイ・イールド(毎月)B(H無)【32315984】の掲示板

>>17

USハイ・イールド=アメリカの高利回り債権に投資する投資信託です。
少し辛辣な事を言いますが、ダウや日経平均が上がってもこのファンドが上がる事は一切ありません。
アメリカの高利回り債権というのはアメリカにおける政策金利や10年国債の金利を上回る債権になります。
日本に例えるとわかりやすいかも知れません。
現在、日本の政策金利は0.1%。
要は1000万円預けると1年で1万円金利が受け取れる訳ですね。それに対して、ソフ〇バンクが発行している社債(企業が発行する債権)は新発で年率2%程度あったりします。=1000万円持っていれば1年の金利だけで20万円。債権はその企業の経営が著しく悪化したり、倒産したりしない限りは元本と金利をその発行体の企業が保証するものです。
パッと見は倒産する恐れが無いならば金利の高い債権を発行している企業の債権にお金は置いた方が有利という訳です。
ただ、ソフ〇バンクは何故2%の金利を付けて債権を発行しているのでしょうか?
単純に考えると発行する企業は金利が低い方が返す際のお金が少なくなるので、金利が高い=負担が多いということです。
要は、金利を高くしているのは無く、金利を高くせざるを得ない。
その原因は多岐に渡り考えられますが一番多いのは財務が非常に悪いことが挙げられます。
ソフ〇バンクも有利子負債が多く、信用度が低い為、2%の高金利を付けないと借りてくれる人が見つからないということです。
高利回り債権=信用度が低い=倒産する可能性等が高い=貸して返ってこない可能性が高いものと思って頂ければいいと思います。
USハイイールドの意味はもうお分かりだと思います。
基本的に金利上昇局面では非常に売られやすいものです。
アメリカは年内に3~4回の利上げを検討しています。
アメリカの10年国債とこちらのファンドを比較したチャートと見ると一目瞭然ですが非常に現在、資金流出が続いています。かつては1兆円ファンドとして人気がありました。
基準価額が上がるのは資金が流入してくるか、債券価格が上昇する場合ですが目先ではかなり厳しそうです。