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  • 由美ちゃん、あなたと話ができるなんて、まるで夢のようです。この50年間、あなたの事を忘れたことは一度もありませんでした。僕の気持ちはあの最後の電話の時のままで、今もまったく同じで少しも変っておりません。あなたの写真が警察手帳の中にずっと入っていました。いつもあなたと一緒に暮らしてきたつもりです。死ぬまでにもう一度あなたの声を聞くか、顔を見たいと思っていましたが、今日あなたの、昔と変わらない優しい声を、聞く事が出来て、今まで生きてきた甲斐がありました。僕はあなたという女性は、神様が僕の妻として、この世にお造りになった人であったと、信じております。あなたと別れて以来女性との恋愛は、一切ありませんでした。僕の頭の中の恋愛をする部分は君が住み着いていたので誰も入ることはできませんでした。今でも由美ちゃんが大すきです。50年前に戻って高校から駅まで昔のように、相合傘で歩いてみたいです。これからは良きお友達として、ぜひ良き老後を送れるようにおつきあいください。あなたと話している間は、高校の2年生に戻る事ができます。今も僕の机の上では、16歳の由美ちゃんが僕を見て笑っています。できればあなたと結婚したかったです。しかしすべて神のおぼしめしなれば仕方のないこと。今日からまた新しい僕の第二の青春が始まりました。僕の大好きな由美ちゃん、今日は本当にありがとう。

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