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    翻訳物を中心に読書してます。

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    麻呂いちご 5月20日 09:34

    >>2980

    みらふぃるさん、よく調べて下さいました。こちらではそういう自由な検索ができませんので助かります。
    東欧で拉致死?篠田節子が小説に?驚き!
    主題となる世界を丁寧に取材して1作1作積み上げていったんでしょうね。

  • >>2978

    >藤本泉、ご存知ですか?
    >「オーロラの殺意」「ガラスの迷路」「地図にない谷」

    知らなかったので調べてみたら興味津々。
    この方は「時をきざむ潮」で77年に乱歩賞受賞なさってるのね。
    何故か全く記憶にない。新章文子の受賞作まで読んでるのに何故かしら・・・
    あの年には、「大いなる遺産」を夢中で読んだ覚えが・・・そのころの推理物にブランクがある。

    でも日本女性でこのような亡くなり方(東欧で拉致死?)なさったのか?とはよくよく行動派、活動家?だったんでしょうね。
    そういう方の作品を私も読んでみたい。

    篠田節子さんが藤本泉を小説に仕立てた気持ちが分かる気がします。
    それも読んでない。検索すると若い同名タレントが・・・何故有名作家と同じ名前つけるかな~~?

  • >藤本泉、ご存知ですか?
    >「オーロラの殺意」「ガラスの迷路」「地図にない谷」

    存じ上げません。
    今女流作家が多く感じるのは男性作家が衰退しているからです。
    こんなにも本が売れない時代に作家を目指す男性って・・・・
    オタクでしかないでしょう?
    その隙間にどっと女性が繰り込んで来たという。

    子育て中の女性にとって小説家は美味しい職業です。
    子育てに暇も夢もない。仕事持っていれば不倫に走るのは比較的簡単ですが、主婦にとってそれは簡単ではない。いや、上手にやる人はやるんでしょうけど。で、夢を小説に託して現実のせわしなさを一時忘れるという。
    明治の昔から比べたらなんと違ってしまったことでしょう。
    敬愛されるアイドルからオタクへ。

    私このことどなたかへのブログにコメントしたけど、どこでだったかしら?忘れっぽい。

  •  花園の迷宮、面白そうですね。Amazonで調べてみました。「花園」も「迷宮」も何かを秘めたイメージを持つ言葉で、それをふたつも重ねちゃうとは、うまい手ですねー。
     みらふぃるさんは一時期女流作家にはまったということでしたね。今は女流のほうが多い感じしませんか?
     日本の女流作家は私は未読だと思うのですが、ひとり興味のある作家がいます。藤本泉、ご存知ですか?
    「オーロラの殺意」「ガラスの迷路」「地図にない谷」がもう四半世紀、棚の一番上に入ったまま。作品紹介を見る限りでは、部落とか少数民族とか土俗的な世界を取り上げることが多いようで、ほかにそういう作家をあまり知りません。アメリカのトニー・ヒラーマン(先住民がテーマ)とはまた違うようですし。

  • >>2976

    お爺さん世代のパートナーではなく、元脚本家のご主人は18歳上だっただけでした。お父さんにしても若い・・・

    それをお爺さんに思えた私は社会経験を積んでなくて年齢が読めなかったのか・・・・
    男性は年取った実感から、若い女性を育てたくなるものかしらね?
    いつの時代も。
    お爺さん世代は蓮實重彦でした。
    蓮實重彦の川上未映子礼賛を読まされるとそう思うのですが。

    マーガレットミラーに戻らなくちゃね。脱線を指摘されかねない。

  • 「花園の迷宮」でした。全然違うじゃん!⇒私。
    でもその後の作品の中に、「横浜異人館」みたいな雰囲気のタイトルが散見されるので私はそこまで彼女の作品を読んでいたことの証明かも。

    当時私がパート勤務していた神保町支店食堂に、有志が小さな本箱をそなえて中の本を自由に借りられたのね。そこで「花園の迷宮」読んだのでした。面白かったわ。

    wikiで調べたら、なんと私の従姉と同名、同生年月日でした。
    二人共まだまだ若くてキレイ。
    従姉も現役で通勤してるだけに10年前とほぼ変わりません。

  • 麻呂さん、
    山崎洋子は、30年前、「横浜異人館」といったかしら?
    田舎から出て来た元気な少女が文明開化の洋館に住み込みで働きその屋敷の謎解きに一役かって成長していく物語で、乱歩賞だったかを取ったと思います。

    アラサーかアラフォー(ファジーだ)の顔立ちくっきりした美人で、
    お父さんというよりお爺さん世代のパートナーが元脚本家でその薫陶を受けた由。
    当時女性誌引っ張りだこでした。
    作家のサクセスストーリーが私大好きで良く読んでました。
    パートナーが亡くなり心細そうに作品を時々書いてたようでしたが、
    今はどうされてるかしらね。
    私の記憶が確かかどうか、wikiで見てみましょう。

    マーガレットミラーについては今度書かせてください。
    きょうは具合が悪くて一日寝ていたの。
    つつじ剪定の予定ではりきっていたからがっかりでした。

  • >>2973

     山崎洋子・・・今は亡き雑誌<EQ>などにも日本人作家として時々短編が掲載されていました。幻想小説に近い作風と感じましたが合ってますか?
     そういえば言い忘れていましたが、帰国時 茨城の自宅でマーガレット・ミラーの短編<谷の向こう側の家>を再読しました。以前に鳥肌が立ちそうな怖い話と紹介しましたね。ハヤカワミステリマガジンの創刊400号記念特大号(1989年)に収録された40篇のなかのひとつです。
     以前読んだ記憶には、母親と娘しか印象がなかったのですが、父親もしっかり登場しています。家族3人は人づきあいの煩雑さを嫌い、街を離れ山の中の一軒家に住んでいます。あるとき、谷の向こう側に一軒の家が建ち、夫婦は静かな生活の脅威を感じ、どんな人たちが住むのか気になりだします。あるとき娘がその家に遊びにいったことを母親に語ります。夫婦二人の家庭で、ダンナは野球選手、奥さんはダンサーだと言う。変わった人たちだなあ、この辺に野球チームはないし、ダンス教室も倶楽部もない。あり得ないと夫婦は思いますが、父親は人見知りの娘が外に足を向けたことで少しご満悦、一方母親はその夫婦を胡散臭く思います。
     ある日学校から電話があり、娘さんがしばらく学校に来ていないと言う。色めき立った夫婦は娘を尋問し、はぐらかされるともう夜にも拘わらず3人でクルマに乗り、谷の向こう側へと向かう。かんかんに怒って苦情を言いに行ったのですね。
     着いたとたん、娘は走って家に上がり込んでしまいます。なんだか人の気配もしない夜の一軒家。娘を追って鍵のあいたままのドアから入った夫婦が何を見たか?ーーーーこっからのラストは怖い。メルヘンチックでありながら、空気がすっと冷えたような不気味な怖さとだけ言っておきます。ブルル!

     今は、ジェイムズ・リー・バーク<ネオン・レイン>を読み始めました。

  • >>2971

    講談社のは日本作家、山崎洋子のです。
    思えば私も古本屋開けるくらい文庫本持ってるんだわね・・・

    ブックカフェとか・・・でも儲からないんですよね。っていうか体が持たないか・・・

  • >>2971

    麻呂さん、そうですね。
    あのご本お借りしておくことにして今度お会い出来たときお返ししますね。

    自販機ではそういうことなかったけど、ミステリ読んで頭にくることが多いです。本どつきたくなることが。「開錠師」はその最たるもので半分まで読めませんでしたが、世間の評判が良くて。

    「殺しの四重奏」はこういう残酷シーンを書く奴を許せん!と思いましたが、やはり世間ではとても褒められています。

    「ミレニアム」が世界中で大絶賛された要因である、ヒロイン;リスベットの魅力が私にはさっぱり分らん!

    上下巻そろっていない「リンカーン弁護士」(しらべの本)「催眠」も片割れは札幌にあります。
    このアガサクリスティは妹が買ったもので詰まらなかったです。

    札幌に一箱送るようにしてるのの写真も入れますがそちらは人気作ではないものばかりです。
    本はいつも大事にしまってあるのできれいなんですが、40年も経ったのは日焼けしてしまいますね。日陰に置いていても。

  • >>2970

     みらふぃるさん、写真掲載のやり方を思い出されたようですね。いやーきれいな本ばかり。私のヨレヨレのコレクションとは雲泥の差です。さすがに中国に送って戴こうとは考えていませんよ。
     <ミレニアム>もあるようですね。右端はクリスティーですか?<開錠師>はお気に入りじゃありませんでしたっけ?講談社のはP.コーンウェル?
     絵本の押しつけすみませんでした。ちょっとカルトすぎたようで…。次回お会いする機会にお引き取りしましょう。
     あと、Amazonでの古本購入時かかる送料は、<虚栄の女>をみる限りでは257円となってました。文庫1冊単位ならだいたい同じじゃないかと思います。
     珠海は今日は炎天下。ショッピング中に喉が渇いて自販機を見つけたはいいけれど、使い方が日本のと全然違う。わからなくて思わず自販機をどついてしまいました。歳をとるとどうも抑制が効かなくなるようで、気を付けなくては。

  • >>2969

    東京で用意したのはこれっぽっちですが、人気作ばかりです。
    しかし、私は好きになれなかったのだけど。
    それからマムちゃんに送ろうと一箱作った写真がどこかへ行っちゃったのは探して後で出します。

    私ね、以前も言ったし、言いにくいことなのですが、
    麻呂さんに頂いた絵本が、私には良く分からないのね。
    お好きな方にとっては宝でしょうし、私には宝の持ち腐れなのでそれもお返ししなくちゃと思っております。
    お気に召したのがあればお送りしたいと・・・・

    でも中国へは送料高いのよね?

    ☆★「海外ミステリー」を語ろう★☆ 東京で用意したのはこれっぽっちですが、人気作ばかりです。 しかし、私は好きになれなかったのだけど。

  • >>2968

    みらふぃるさん
     売っ払われちゃう本の目録でもあれば見せて戴けましょうか?もしかしたら気になるのが混じっているかもしれませんから!
     100~200もあては無理ですかねえ。。。

     ジミー・サングスター「脅迫」(1990年角川文庫刊;原著1987年)読了しました。
     若い女に身に覚えのないレイプ容疑で訴えられたジェイムズ・リードは、元イギリスの警察官で、大女優キャサリン・ロングの元夫。元妻からもらった屋敷をアパートにして家賃収入でほそぼそ暮らす半隠居。彼は先日の大防風で浸水しかけた近所の邸宅で泥酔状態の男を救出する際、全裸の女が男の家の金庫を覗いていたのを見ていた。女はその兄と名乗る不気味な傷痍軍人とグルになり、金庫物色を口留めするためにレイプをでっち上げたのだった。この兄チャーリーの脅しはジェイムズの反骨精神に火をつけ、チャーリーの追跡に乗り出す。一方救出した男は大農場を持つ富豪であることがわかり、彼の資金的援助もあって捜査の範囲を広げていく。その過程で、チャーリー兄妹の射殺死体に出くわすのであった・・という筋書き。面白いのはここから後です。
     前半ジェイムズの捜査はずっこけまくりで冴えませんが、事件の深層につながる少年少女の拉致虐待写真が飛び出してくる段から、敵の動きを読んだ狡猾さを見せ始めます。危険極まりない黒幕を、策略を使って同士討ちさせる決着場面など、訳者があとがきで言っている「ハメット的」な側面でしょう。
     ご都合主義的なワンポイント登場人物が散見されるのが難点と言えば言えますが、最後150ページほどは一気に読み通しました。拾い物です。

  • >>2967

    >古本が最低価250円

    古書って送料掛かっちゃいますよね。新本なら送料無料がどこにもあるでしょ?
    古書で1000円以上買ったら送料無料・・・それがそうはいかないでしょうね。本は重いから、しかも5冊以上だと郵便受けに入らないし・・・
    書籍小包って安いんでしたよね。古書も書籍小包で送れるんだろうか・・・

    私の引き取りて失った古本、ブックオフ行かな。送料持ってくれるならありかしらね。

  • >>2966

     Amazonで「虚栄の女」と」書名で検索すると、古本が最低価250円から出ています。(私は奇跡的に新刊書店で買いましたが)
     読め読め詐欺師と叱られる前に予防線を張っておかなくちゃ、心配になってきた…。
     映画に置き換えて読みながらこれは見せ場だなーと感動したシーンですが、そこに文学的香気は毛ほどもありませんので悪しからず(;^ω^)

  • >>2964

    >我に返ったジェイクとのシーンはちょっと感動しますよ。

    それがほんとなら是非とも読んでみたいですけど、売ってるの?その本。

  • >>2964

    面白そうな作品だけど、アマゾンに感想が載ってなかったですね。

    Amazonね、書いてみようかなと思わないでもないけど。
    何故か好きになれないのね。あの別窓が膨れ上がってくシステムで昔のパソが草臥れたことがトラウマになってる。

    私は、「さよなら、愛しい人」初めの章をとても古臭く感じて驚いてしまった。私は「さらば愛しき人よ」も読んでいないみたいだ。そんなわけないんだけどチャンドラー物を読み漁り歴45年なのに。
    マーロウが依頼者の小ぶりな邸宅を訪ねるシーンになってその魅力的なお家の描写に惹かれて読み続けられそうです。

    私は、40年前くらいから完全に女性ミステリ作家にシフトしたのね。
    サイコ・サスペンスや女性アクション物に。
    今や読まないわねー女性作家ミステリを。
    日本で言うと桐野夏生の初期は好きだったけど、
    直木賞受賞作でガチョ~~~ン!なんじゃそれって見限った。

    サラ・パレツキーはとてもいい人でいい作品を書いてきたけど、良い人だけだとある一線を越せないかなというの、ありません?

    そこいくと桐野夏生はいい人かなぐり捨てたけど、私は嫌いになった・・・
    つまりことほど左様に一筋縄ではいかないんでしょうね、創作というもの。

    最初っから胡散臭くて大嫌いって人もいるわよ、勿論!

  • >>2963

    みらふぃるさん
     麻呂さんらしからぬ、とは少々誤解がありますよ(^-^;
     ところで、ジェイクとシイラが別れた理由を解説必要ですね。
     シイラもジェイクを変わらず愛していたのですが、彼が社で地位を固めていくにつれ、広告社の本来の社会的使命を見失い、お金を出すクライアントを満足させることだけによって自信を深めていく姿に危惧を感じていたのです。ジェイクのほうではそれを自分の自由意志でやっていると考え、シイラの危惧が理解できない。ところがリアダンの蓄財哲学を何度か聞かされるうちに、金の魔力にひれ伏しているリアダンの姿が見え始め、彼に雇われている自分は本当に自由意志で動いていると言えるのか疑問が芽生えていきます。シイラはまさに、かつて真の自由意志で活動していた頃のジェイクを愛していることを伝えたかったのですが、ジェイクの性格ではストレートに忠告しても逆効果にしかならない。なので、彼が別れの理由に思いを巡らし、いつか自らそれに気づくように身を遠ざけたのでした。しかしジェイクと完全に訣別するには彼への思いが強すぎ、同じ社にとどまって彼の気づきを祈りながら見守ろうとしたのですね。我に返ったジェイクとのシーンはちょっと感動しますよ。
     ちなみにジェイクは仕事柄メイとは知り合いでしたが、さほど親しく付き合った仲ではなかたようです。
     それにしても、みらふぃるさんも言うように、メイが暴露本を出そうとした真の動機は知りたい。現代の作家だったら、そこにありったけ注力して一大叙事詩に仕立てるはず。私もタイトルのような「虚栄」ではなく、強い意思を伴った渾身の行動だったと信じたいですね。

  • 「虚栄の女」これは麻呂さんらしからぬロマンティック・ミステリみたいで読んでみたいです。

    タイトルはメイを指してると思うけど、メイの人柄とあっていない感じを受けます。
    ロマンスが生きてるところがいいです。メイにもシイラにも興味が持てますし。
    しかし、何故別れたんだ?ジェイクとシイラは。
    シイラもジェイクを嫌っていないようで、ジェイクは全然別れたくなかったのに・・・何故だ?
    メイの自叙伝への反論広告に協力するのが不満で去って行ったのかしら?

    麻呂さんは前々回だったか、なんかジェイクもメイと関係してたようなこと言ってたかな?ジェイクも実はメイと関係持っていたことを知ったシイラが立腹したのかも。
    関係した上に今度は告白本反対広告出すことに加担し、戦争犯罪暴露を隠そうとしたことの全部が許せなかったのかも。

    それでジェイクは事件解決が、シイラの信頼を取り戻すことになると思って探偵役に必死になったのかしら?
    メイのしてきたことってどうやらすごそう。社交界の華に返り咲こうとして、殺されるような事態を招いてしまった・・・なんてそれだけじゃないわよね。
    暴露本で戦時中の行為についてなんらかの裁きを下そうという決意があったのかしらね。

  • 「虚栄の女」w.p.マッギヴァーン(1962年創元文庫刊;原著1950年)
     大戦中に公金を使って不正を働いた大物たちを追及する動きが始まったまさにその折、戦時中社交界の華だったメイ・ラヴァルが筆記中の暴露本に彼らの行為や会話が赤裸々に綴られるという噂がたち、メイは再び注目の人となります。自分のことを書かないでくれと水面下で懇願するかつての仲良しギャング、富豪、政治家も何人かいて、そのひとり富豪のリアダンは、ジェイクが勤める広告会社に自分の名声を保護する論陣を張ってくれと依頼に来ます。彼は質の劣る鋼材で作った銃砲を正価で政府に売り、陰では暴発により亡くなった兵士もいるのに、戦時中はだれでもやることだと自己正当化を主張する人物なのです。
     ジェイクが論陣を張ろうとしたそのとき、メイが絞殺死体で見つかったとの情報がもたらされ、彼女のもとを訪れたことが判明しているリアダンの秘書もまた後日絞殺死体で見つかります。最も怪しいリアダンにはアリバイがあり、殺人者の正体は五里霧中・・・というストーリーです。
     ジェイクは同僚で別れた元妻シイラにいまだに首ったけなのですが、この件をめぐって毎回後味の悪い議論をしてしまいます。この二人がよりを戻せるのかどうかがサイドストーリーとして感動的です。また、ジェイクとは別な観点から殺人捜査を指揮するマーティン警部の有能さも気持ちがいい。ただし最後に意外な真犯人を名指しするのはジェイクなのでした。
     マッギヴァーンの作品には、正と邪の相克がいつも描かれます。本作では、シイラの涙によってジェイクが我に返り、事件解決後、驚く上司に訣別を告げて広告会社を去る晴れ晴れとしたシーンで終わります。
     全体のつくりとしては、のちの「悪徳警官」や「緊急深夜版」の原型が見える作品となっています。現代の作品と異なり、人物描写はあっさりしているし、内包されたテーマも直接目に見え、肉付け不足にも映りますが、私はこれで十分と思う。ただ欲を言えば、殺されたメイが暴露本を出そうとした動機が本当に過去のスポットライトを再び取り戻そうとしただけなのか、ほかに内に秘めた何かの決意があったのか、どうにも知りたい気持ちが抑えられません。生前のメイが出て来るページは少ないけれど、他者が語るエピソードから、魅力のある興味深い女性と見えました。

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