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    はじめまして。
    最近のミステリーをまったくと言っていいほど、読んだことのない者ですが、皆さんのご推薦をお願いしたいと思います。作家名、作品名、出版社、をお教えください。

    (条件)
    1.日本人作家の作品
    2.1990年以降の作品(厳密でなくとも構いません)
    3.本格もの(「トリックを特に重視している」という意味でお考え下さい)

    なお、当方、このトピに出てきそうな作品は、まず読んだことがありませんので、個々の作品の内容の深み(トリック内容や犯人名等)に至るようなご説明は、お避けいただきますようお願いいたします。逆に、簡単なご説明であれば、大歓迎です。

    それでは、よろしくお願いいたします。

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  • 823(最新)

    Aki***** 10月7日 14:27

    >>821

    【◎瀬名秀明】

    さらにレポートです。

    ・パラサイト・イヴ(オリジナルは1995年):++

    純粋なホラーといっていいでしょう。SFホラーかな?
    悪くはないのですが、それ以上ではない、という感じでしょうか。

    なお、作者は理系の研究者の方だそうです。

    それにしても、この本をどうして読むことにしたのでしょうか?
    もうすっかり忘れました。

  • >>810

    【真珠郎(角川文庫:よ5-40)】

    少し昔の話題ですが、本年5月の発行の日付で、角川文庫から横溝正史の『真珠郎』が復刊されていました(平成30年5月25日 改版初版発行。本体680円(税別))。

    表紙は杉本一文の作品で変更なし、収録作品も、「真珠郎」と「孔雀屏風」で変更なしです。解説も中島河太郎のもので、昔のままではないかと思います。
    (ただし、奥付の向かいのページに「本書の刊行にあたっては『真珠郎』(角川文庫)を底本とし、『横溝正史全集<1>真珠郎』(講談社)を参考にしました」と記載されていますので、本文は若干修正されているのかもしれません。)

    真珠郎は、「由利先生もの」の傑作の1つ。個人的には、「蝶々殺人事件」には劣り、やや本格性に不満はあれども、雰囲気も含め、なかなか良かったという記憶があります。「真珠郎はどこにいる。」という第一文も印象的であり、第一章では、七月の初めの夕方の西日の中に「ヨカナーンの首」に見える雲が浮かぶ、という金田一作品とは違った趣きも素晴らしく感じます。とはいえ、何十年前に読んだのか、という状態なので、この機会に読み直してもいいかと思っています。なお、「由利先生もの」では、あとは、「仮面劇場」「夜光虫」「白蠟変化(白蠟怪)」といったところでしょうかね。いずれにしても、江戸時代の「草双紙(くさぞうし)」の世界といえるのでしょうか? なお、この「草双紙」、今まで何十年も「そうそうし」と間違って読んでいて、今回初めて正しい読み方を知りました。恥ずかしいやら、恐ろしいやら。

    そして、「帯」によると、「耽美とミステリーの融合。これぞ横溝」、そして「角川文庫創刊70周年」ということで、そこまではいいのですが、「丸善ジュンク堂限定復刊」とあり、おお、とうとうそういう書籍が出てきたか、と驚きました。音楽CDでは、すでに「タワーレコード限定」のようなものが発売されていますので、書籍についても、時間の問題だったのかと思います。
    この点の意味するところは、例えば、Amazonでは(中古以外は)購入できないということですね。ちなみに丸善ジュンク堂が運営している「honto」サイトでは通販でも購入できるようです。入手希望の方は、このあたり、ご注意ください。でも、電子書籍が入手できるからそちらでいい、というかたもおられるでしょうね。

  • >>820

    【◎髙村薫(たかむら・かおる)】

    次の作品を読んでみました。

    ・マークスの山:+++

    1993年刊行の、直木賞作品です。
    あえて呼ぶならば、「警察小説」なのでしょう。
    鬼気迫るような作品です。
    いったい何を読んでいるんだろう、という感じもします。逆に言えば、このスレで想定しているようなタイプの「ミステリ」ではない、ということかもしれません。

    いずれにしても、この作品は、警察側の人間について、異様なほどに書き込まれています。
    この作品と比べたら、「人間が書けていない(描けていない)」という批判は、ほとんどのミステリ作品が該当してしまうのではないでしょうか?
    (ただ、その分、かえって犯罪そのものや犯人(容疑者)が描けていないという感じはします。)

    将来余裕が出てきたら、同じ作家の他の作品も読んでみたいと思います。

  • >>819

    【◎紀田順一郎】

    むしろ、怪奇幻想系の評論家としての印象が強い紀田順一郎(きだ・じゅんいちろう)ですが、意外と評論以外の作品も多く、しかも怪奇幻想系ばかりでなく、ミステリもあり、次の作品を読んでみました。

    ・古本屋探偵の事件簿(創元推理文庫):++

    収録作品は、次の4篇。
    ・殺意の収集
    ・書鬼
    ・無用の人
    ・夜の蔵書家

    神田の古本屋「書肆(しょし)・蔵書一代」の主人である須藤康平(脱サラで古本屋を開業)が「本の探偵」(いわゆる探書)を看板に掲げている中で出会った事件4件。舞台は、1980年代のようです。
    基本は本を探す依頼から話は始まるのですが、それが、複雑に人間に絡み合っていくというパターンです。特に最後の「夜の蔵書家」は、ページ数も多いので、非常に複雑な話で、よかったと思います。
    ただ、特殊な話なので、万人にお薦めともいえないと思い、「++」に留めました。

    なお、当然ですが、この作品には、様々な愛書家が出てきます。その中には、まさかこんな人がいるとは、という人もでてきました。当方は、若いころは神田古本街や早稲田古本街にも時々行っていたので、そういう愛書家の世界に入らなくてよかったな(入ろうと思っても、とてもとても入れはしないでしょうが)、と思う次第です(笑)。

  • >>818

    すみません。末尾に脱字がありました。以下のとおり、訂正です。

    (誤)実は想像以上に変化していということを意味しているのかもしれません。
    (正)実は想像以上に変化していないということを意味しているのかもしれません。

  • >>817

    【◎多岐川恭(たきがわ・きょう)】

    さらに江戸川乱歩賞受賞作、第4回(1958年)です。

    ・濡れた心:++

    この作品は、本格性とかトリックというよりは、特徴は、全体の構成(形式)とあの点でしょうか。
    「選評」も読みましたが、かなり評価が低いという点が印象的でした。
    「猫は知っていた」に比べると「古めかしさ」をあまり感じないのは、「学校」というシステムや「若者」の文化が、実は想像以上に変化していということを意味しているのかもしれません。

  • >>816

    【◎仁木悦子(にき・えつこ)】

    オールド名作です。

    ・猫は知っていた:++

    第3回江戸川乱歩賞受賞作で、これは1957年ですから、60年前の作品です。
    古めかしいという感じが強くしますが、その点に目をつぶれば、トリック的にも、なかなかできた作品だと思います。
    ただ、読んだ方がいいと皆さん(特に若い方)にお薦めする(+++:「+」を3つ)というほどの作品ではない、と思いました。
    なお、「女流」ということで、当時はかなり珍しかったこともあり、大きく話題になり、人気もあったようですね。

  • >>814

    【◎柳原 慧】

    読後レポート、柳原 慧(やなぎはら・けい)です。

    ・パーフェクトプラン:++

    第2回『このミステリーがすごい!』大賞作品、ですが、結論としては、今一つという感じでした。読めるという意味では読めるのですが。
    どこがこの作品の中心なのでしょうか?

  • >>797

    【岩波文庫・江戸川乱歩作品集I, II, III】

    「岩波文庫・江戸川乱歩作品集(全三冊)」(浜田雄介編)ですが、すでに2017年11月、2018年1月、3月と刊行が完了しているので、ずいぶん遅くなってしまいましたが、収録作品のみ、掲載しておきます。

    岩波文庫・江戸川乱歩作品集I〈愛のゆくえ〉

    ・日記帳
    ・接吻
    ・人でなしの恋
    ・蟲
    ・孤島の鬼

    岩波文庫・江戸川乱歩作品集II〈謎のゆくえ〉

    ・陰獣
    ・黒蜥蜴
    ・一枚の切符
    ・何者
    ・断崖

    岩波文庫・江戸川乱歩作品集III〈夢のゆくえ〉

    ・パノラマ島奇談
    ・偉大なる夢
    ・百面相役者
    ・毒草
    ・芋虫
    ・防空壕
    ・指

    この収録作品のラインナップどうでしょうか? 個人的には、なかなかだという気がしているのですが。(ただ、明智物は、本当に黒蜥蜴でいいでしょうか?)

    なお、岩波文庫から2008年に刊行された「江戸川乱歩短篇集」(千葉俊二・編)の収録作品は、以下の全12編です。当然かと思いますが、上記三冊はこれらとの重複はありません。

    二銭銅貨、D坂の殺人事件、心理試験、白昼夢、屋根裏の散歩者、人間椅子、火星の運河、お勢登場、鏡地獄、木馬は廻る、押絵と旅する男、目羅博士の不思議な犯罪

  • >>813

    【◎小峰元】

    読後レポート、小峰元(こみね・はじめ)です。

    ・アルキメデスは手を汚さない:++

    江戸川乱歩賞受賞作(第19回、1973年)でもある、青春ミステリの古典ですが、やはり、青春ミステリということが災いして、当方にとってはあまり高く評価できませんでした。
    トリックも古典的に過ぎるという感じもしましたが、45年前の作品について、そういう評価もひどかろうかと思います。

  • >>812

    【◎井沢元彦】

    読後レポートです。
    井沢元彦(いざわ・もとひこ)です。

    ・猿丸幻視行(さるまるげんしこう):++

    過去に戻るなど、様々なアイデアが盛り込まれた江戸川乱歩賞受賞作ですが、最も基本的な部分が暗号、ということで、個人的に苦手なのでした。

    さらに続きます。

  • >>811

    【◎太田忠司】

    読後レポート継続します。

    太田忠司(おおた・ただし)の次の作品を読みました。

    ・僕の殺人:++

    「+++」(+が3個=読むことをお薦め)にできなかった理由は、トリックと意外性に物足りなさがあったのと、青春ミステリ、という点ですかね。

    レポートさらに続きます。

  • >>809

    【◎柳広司(やなぎ・こうじ)】

    読後レポートです。

    ・聖フランシスコ・ザビエルの首:++
    ・虎と月:++(中島敦「山月記」のパスティーシュ?)

    それほどでもなかったということでしょう。

    それでは。なぜ、柳広司でわざわざこの2作品を選んで読んだのでしょうか?
    それは、単に手許にあったからです。
    さらに、では、なぜ手許にあったのでしょうか?
    それは謎です。

  • >>807

    【横溝正史/雪割草】

    こんな本が出ています。

    雪割草
    横溝正史
    戎光祥出版
    2018/2/22
    2808円
    h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=397

    「発表から77年を経て初の単行本化」ということですが、一読の価値があるのでしょうか??

  • >>808

    【◎物集高音(もずめ・たかね)】

    読後レポートです。

    ・赤きマント【第四赤口の会】(物集高音(もずめ・たかね)):++ 
    (なお、「赤口」は「しゃっく」と読みます)

    事件というよりは、「判じ物」という感じでしょうか。
    設定はかなり特殊で奇異ですが、あまり述べることはありません。

  • >>806

    【◎皆川博子】

    さらに、レポートです。

    ・死の泉(皆川博子・ハヤカワ文庫):+++

    ちょっと迷うところありましたが、結局、++ではなく+++にしました。
    ドイツを舞台として、戦争の部分は酷いのですが、全体としては、たゆたうようないい雰囲気がありました。また、最後のシーンは目を見張るような感じもあります。

    ただ、根本的な問題として、流れが悪く感じる面があり、もう少し流れをよくできたのではないか、と思いました。
    (なお、ミステリではないのではないか、という点は、ここでは問いません。)

    なお、訳者・野上晶の「あとがきにかえて」は蛇足だったのではないでしょうか?

  • >>806

    【杉本一文/横溝正史】

    角川文庫版の横溝正史の表紙でおなじみの杉本一文さんの画集が出ています。

    杉本一文『装』画集〜横溝正史ほか、装画作品のすべて (TH ART SERIES)
    杉本 一文
    書苑新社
    2017/11/22
    ¥ 3,456

    でも、またもや、全点掲載ではないんだそうです。
    いったい、出版社はなにやっているんですかね?
    そして、いつ全点掲載作品集が刊行されるんでしょうか?

  • >>805

    【◎小林泰三】

    さらにレポートです。

    ・密室・殺人(小林泰三 こばやし・やすみ):++

    もともとホラー系の作家によるミステリ。
    スラップスティック的味わいがあるので、個人的には苦手な作品かもしれません。
    密室に関しては、オーソドックスといえるでしょう(なぜ、タイトルの「・」があるのかも、作品中で説明があります)。が、ホラー作家なりの「仕掛け」のようなものもありますので、ご用心を。

  • >>804

    【◎小川勝己】

    さらにレポートです。

    ・撓田村事件 iの遠近法的倒錯(小川勝己 おがわ・かつみ):+++

    タイトルの地名の読み方は「しおなだ・むら」です。いまだに、よく読めません。

    初めのほうを読んで、「青春ミステリ」なのかな、と不安に思っていると、つながりの良くわからない複数の事件が起きて、最後には、かなり複雑な真相が明らかになるという、よくできた作品だと思います。
    横溝正史風の味付けがありますが、それだけではなく、より現代的な内容も入ってきています。

    全体としては、あまり救われない内容といえるでしょうか。
    それから、探偵役を好きになれるかどうか?

  • >>803

    【◎谺健二】

    またレポートです。

    ・未明の悪夢(谺健二 こだま・けんじ):+++

    阪神・淡路大震災と島田荘司的味わいが、なぜこう組み合わされたかたちで成立するのでしょうか。極めて不思議です。この作者の能力のなせる技なのでしょう。
    ただ、阪神・淡路大震災で被害を受けた方には、描写があまりに生々しいので、あまりお薦めできません。ご注意ください。多少の経験しかない当方でも、かなりきつかったので。

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