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歌 の 華 道

歌 の 華 道

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  • 2017/08/13 07:26
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    VITTORIO 8月13日 07:26

    遠藤さんのファンである女性客は少なくない様であります。
    おさだたいじの十年、
    アローナイツの最後にもう一度、
    この曲を遠藤さんにリクエストされる女性客がいます。
    歌を支えに生きて来られた荒くれ男のボーカルの右に出る者は誰もいないのかも知れません。
    一度聴いたら死ぬまで忘れることのできないボーカルの持ち主である遠藤さん、
    歌を本当に光らせるものは、
    波乱万丈な人生経験と、
    洗練されたちょっと控え目な色気と、
    生まれつきに潜在的に持っている天性のロマン(魂の叫び)であるのかも知れません。
    広い意味で、天童よしみと美空ひばりとの総合的な歌唱力の違いはそこにもあると思われます。

  • 来店をされるたびにこの山岡浩二のもうさよならですかを唄われる男性客がいます。
    遠藤さん(50代 既婚)です。
    この作品は、他店では今となってはあまり唄われなくなってしまった過去のカラオケ界での人気曲です。
    オリジナルよりも毒とスリルと色気のあるボーカルの持ち主である遠藤さん。
    一番と二番との展開が全然違う唄い方をされています。
    これはその道のプロでもあまりやらない裏技です。
    私は遠藤さんの前ではこの曲だけは唄いたくありません。

  • 女性は潜在的に失恋の曲が好きなようであります。
    山岡浩二のもうさよならですか、
    この曲を来店されるたびに、自分の順番の時に私にリクエストをされる女性客がいます。
    原田さん(仮名 40代既婚)です。
    彼女は昼間から缶ビールを持参で来店されます。
    来店頻度は週一くらいでしょうか。
    酔い潰れるまで飲む癖があります。
    女性としては珍しくカウンター席を好んでいるようであります。
    左端が定位置となっています。
    お店ではいつもカウンターの左端席が空いています。
    原田さんへの思いやりでしょうか。

  • 渡辺さんは私のレパートリーを必ず自分のものにしようとしているようであります。
    自分の曲の順番の時に私にリクエストをして音楽的視野を広げようとしているみたいであります。
    そこまでならば熱心なお客様だと評価が出来ます。
    しかしそれを武器に女性陣を振り向かせようとするのはあまり感心が出来ません。
    音楽を愛する者として、楽曲を女性を口説く道具にはされたくありません。
    いくら大切なお客様であっても血と涙と汗の結晶をそう簡単に教える訳にはいきません。
    私のカラオケレパートリーは約6000曲くらいあります。
    これらは決して人から教わったものではなく、
    七転八倒の波乱の半生の中から自力で見つけ出した宝石なのであります。

  • そんな渡辺さんの十八番は、敏いとうとハッピー&ブルーの恋のキャンドルです。
    これは私がお客さんからリクエストをされて唄ったことのある曲です。
    渡辺さんは一回聴いただけでこの作品をすっかりと気に入ってしまったみたいです。
    来店をされる度に最初にこの曲を唄います。

  • 某信用金庫に勤務をしている渡辺さん(仮名 40代既婚)も彼女のファンの中の一人らしいです。
    外回り営業をしているために比較的に時間に融通が利くらしいです。
    来店頻度は週3日くらいでしょうか。
    昼間からウイスキーの水割りをいつも飲んでいます。
    勤務中の飲酒は禁じられているはずです。
    もしかしたら既にアルコール依存症なのかも知れません。

  • 先日も閉店後に森さんと居酒屋で食事を共にしました。
    彼女に接近する男性陣のその手口を教えてもらいました。
    彼女よりも先にお店を出て外で待ち伏せをしているのだそうです。
    そこで別のお店に誘うらしいのです。
    彼女は簡単には連絡先は教えないと言います。
    そこで男性陣が考え出したのがこの待ち伏せ作戦なのでした。

  • お店に通って下さる男性客の中には歌以外の目的で来店をされる方もいらっしゃいます。
    出会い目的で来店をされるようなお客様も中にはおります。
    音楽という共通の話題があるからだとも思われます。
    私のお店には独りで来店をされる女性客が少なくありません。
    森さんは6人の男性客たちから真剣なお付き合いをお願いされているらしいです。
    言い換えれば森さんのご来店によって売り上げが上がっていることになります。
    歌を愛する男性にも肉食系が多いようであります。
    森さんのことを狭い店内で一体どうやってお誘いしているのだろうか、
    彼女からの予想外の報告に驚きを覚えた私でした。

  • 急に天候が悪化をすると席が足りなくなることがあります。
    気を利かせて席を譲ろうとするお客様は意外と少ないです。
    回転しなければ売り上げは伸びません。
    先日はお店の営業が終わってから常連の森さん(仮名)と食事を共にしました。
    閉店前にお店を出て外から電話を下さった森さん。
    待ち合わせは某居酒屋のカウンターでした。
    彼女の選曲のセンスには並々ならぬ関心を抱いておりました。
    シングル独特の初々しさが光る40代です。
    歌の話しで明け方近くまで盛り上がりました。

  • 営業中は曲の順番表示はオフにしています。
    オンにしているとこれが意外とトラブルの素になるからです。
    後から来店されたお客様をどこでその順番に入れるのか、
    人は一度その表示を見てしまうと自分の順番が何曲後になるのか、
    それを頭に焼き付けてしまう傾向があるからです。
    割り込みで後からのお客様を入れると怒り出す人もいるのです。
    さらにこんなデメリットもあります。
    同じ曲だと気が引けてしまい、選曲が制限をされてしまうお客様もいるのです。
    曲名が同じだと自分の順番を勘違いするお客様まで出てくることもあるので、
    当店では不要な機能なのであります。

  • お客様の中にはとてもユニークな自称シンガーさんがいらっしゃいます。
    60代のある男性は字幕を逆さまから読んで唄うのです。
    これが見事に伴奏と一致をするのです。
    モニターを見ていなければきっと誰もが何の疑いもなく、その歌唱力に酔いしれていることでしょう。
    彼に言わせると、この遊び方を知っている紳士淑女はまだ関東地方では少ないそうです。

  • 先日実際にDAMのカラオケ採点機を試してみました。
    曲はアース・ウインド&ファイアーの宇宙のファンタジーでした。
    得点は95.635でした。
    抑揚や情感は減点対象になるのでしょうか。
    レパートリーの中の一曲でしたが当然に満点ではありませんでした。

  • 高性能な採点機の登場で一般人の歌唱力も劇的に進化をしました。
    それはそれで十分に評価をされるべきであります。
    お客様の中にもカラオケ採点機マニアは少なくありません。
    100点満点という目的のある歌唱には生命的躍動感があるのは否めません。
    10年後には一体どんなタイプのカラオケ採点機が登場をするのか、非常に興味深いものがあります。

  • お店が暇なときにはお客様に混じって唄っている店主もいます。
    そのやり方に口出しをするつもりはありません。
    しかしそのお世辞にもあまりお上手とは言えないような歌を何曲も聴かされて、
    不愉快に感じるお客様はいないのでしょうか。
    一曲でも多くを唄いたいのがお客様の希望ではないでしょうか。
    私にはとても考えられないやり方です。
    唄いたかったら営業前にするか終了してからにするか、
    来店客が誰もいない時間帯にするべきであると思うのであります。

  • この業界で長く生き残るのは非常に厳しいです。
    低価格カラオケ ルームの出現と、同業他店の急増によるところが大きいようであります。
    これは約一年間で店仕舞いをしてしまったある50代の女店主のお話しです。
    お世辞にも唄がお上手とは言えないお客様が多かったそうです。
    それを毎日ずっと聞かされるのが苦痛で絶えられなかったのだそうです。
    店内がある程度混んでいればまだ絶えられなくもありません。
    それがたった一人のお客様であったのならばもう逃げ出したくなるのだそうです。
    中には一回のご来店で70曲近くも立て続けに唄い続けた猛者もいらっしゃったそうです。
    音楽を深く愛する者にとっては、ある意味でこれ以上の苦痛はないものと思われます。
    この業界のシステムはほぼどこのお店も同じです。
    基本的に昼と夜との二部に分かれています。
    昼は入場料が1500円でカラオケは歌い放題、ドリンクとおつまみは持ち込みが自由、
    夜は入場料プラス カラオケが一曲につき100円、飲食物の持ち込みは一切禁止となっています。

  • 家のお店のお客様の約8割は女性客です。
    逆に女性経営者のお店には男性客が比較的に多く集まるようであります。
    そこには面白い法則があるようです。
    お客様は40代から80代が多いです。
    常連の女性客を誘惑しようとしている男性のお客様には日々悩まされております。
    他店の店主がご来店をして引き抜き行為が行われることもあります。
    どこの世界でも優秀な人材が不足しているのでしょうか。
    この仕事をしていると本当に色々なお客様と遭遇をいたします。
    開店前にご来店をしてお金の無心をされる(2~3万円位)パチンコ依存症と思われる主婦、
    個人的な関係を要求してくる女性客、
    誰か恋人を紹介してくれとお願いをしてくる高齢の男性客、
    毎回のように豪華な手作り弁当を差し入れして下さる女性客、
    夫婦関係の不満をこぼしに来るアルコール依存症気味の主婦、
    居場所がなくあまり衛生的ではない格好をして長く居座る男性客、
    他にもたくさんおります。

  • 私のお店には比較的に多くの同業者達が集まるみたいであります。
    他店の常連だったお客様の話しによれば、
    最近では超低価格なカラオケ ボックスの出現によって、いつも閑散としているお店も少なくないらしいです。
    それでどんな方法で営業をしているのか、
    それを偵察しに来ているのかも知れません。
    私は営業中と移動をする時間以外は、常に有線放送を聴いて音楽を少しでも多く覚えるようにしています。
    どんなお客様が来店をして下さっても、それなりの対応ができるようになるための努力はしているつもりであります。
    カラオケの楽曲数は莫大であります。
    その数が10万曲を超える日もそう遠くはないと思われます。
    私の有線生活に終わりはありません。

  • 店内でのおしぼりは紙製の使い捨てのものを使用しています。
    布製の貸おしぼりの衛生面には若干の不安があるからであります。
    何処で誰がどのような使われ方をされたのか分からないものを使用するよりも、
    私はお客様の安全を第一に考えております。
    暑い季節にはおしぼりで顔面をゴシゴシと拭く男性客も多いです。
    家で使用しているものは一本約10円です。
    化粧室にも常時それを置くようにしています。
    それが女性客たちからは好評みたいです。
    テイクアウトをされてしまうことも多いですが、
    それで喜んでくれるのならばこんなに嬉しいことはありません。

  • お客様の中には「KARAOKE WORLD CHAMPIONSHIPS」に参加をして、
    グランプリを受賞される可能性のある頭抜けた歌唱力の持ち主もおります。
    そのお客様曰く、
    歌は楽しむものであって競うものではない、そうであります。
    カラオケ世界一決定戦のグランプリ受賞者が必ずしも世界一であるとは言い切れません。
    そこに価値や興味を全く感じないカラオケマニアもいるのですから。
    ちなみに家内もその一人であります。
    その姉妹たちや親戚たちもほぼ全員が頭抜けた歌唱力の持ち主であります。
    これは天性のものなのかも知れません。
    瞬間的にどんなジャンルの曲であっても美しくハモッてしまいます。
    オリジナルよりも素晴らしいと感じるものも多くあります。
    これはある意味で実に勿体無い話ではありますが。
    スーザンボイルは決してこの世の中で一人だけではないのであります。

  • 評論家のお客様が昨日も来店されました。
    彼女は50代後半位の某歌謡教室の生徒です。
    個人レッスンを受けられているそうです。
    いつも同門の年上の男性と一緒にご来店されます。
    来て下さるのは非常にありがたいです。
    しかし他のお客様の歌唱を批判するのだけは止めていただきたいです。
    皆様が音符に忠実に唄っている訳ではありません。
    耳だけで覚えて歌を楽しんでいるお客様も非常に多いです。
    音楽とは音を楽しむと書きます。
    カラオケは一種の娯楽でもあります。
    音符に忠実に唄うのは素晴らしいです。
    しかしそれだけがカラオケの最終目的とは言えません。
    ある程度のアレンジが隠し味となることも多々あります。
    ご親切に批判されることをあまり快く感じない人も多いのであります。

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