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(株)シグマクシス・ホールディングス【6088】の掲示板 2017/07/29〜2017/11/05

パッと決算を見れば、売上、営業利益、経常利益、当期利益に注目が集まりますので、減収減益の見栄えの悪い決算でした、で終わります。
私も、短信をちらっと見たときは『思っていたより、悪いな』と感じました。
事実、1Qでは減収減益なので今日は売りも沢山出て、結果売買は久しぶりに3億を超えました。
下がり方はさほどではないことから、
売る人は売り、買う人は買っている印象です。
今日で多少株主も入れ替わったと思われます。

ここからは私の決算への解釈を述べます。

一見では見えにくい好決算ポイントは売上原価率の改善にあります。

売上に対する原価は売上の減少以上に抑えられています。
結果、減収にも関わらず売上総利益は前期1Qよりアップしました。
粗利は利益の源泉ですので、ここが重要です。

『粗利ベースでは、前期より増えている』

つまり、売上はプロジェクト終了、検収時期により期ズレが起こりますし、
経費はいつ、どのくらい、何に使う、何に使わないなど、いくらでも調整、コントロール可能です。
今回の決算では経費について、1Qで使うだけ使った、という印象です。

一方、売上に伴い連動して発生するのが売上原価です。
今後売上が拡大していく中で、売上原価率が低下しているベースがあることは売上増→利益増のベースが出来たと考えられます。

増配irを含めて、
経営陣の方々の意図が暗示され、
分かる人には良心的な決算発表だったと感じます。