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ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(株)【6090】の掲示板 2018/04/21〜2018/06/06
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>>72
新サービス「Mediator-Scan」の特徴や、それによるHMTの狙い、また競合の状況までを詳細且つ明瞭に教えて頂きありがとうございます☆
いつも学術的な事や現場レベルの幅広い知見による、踏み込んだ書き込みをありがとうございます。
とても参考になります♪
*** 2018年4月25日 01:02
>>30
tabさん、詳しい訳ではないのですが、
脂質メディエーターの一つに、脳内に存在するアナンダミドという物質かあり、その前駆物質はリン酸アナンダミドといいます。もうピンときた方もおられるでしょう。
リン酸アナンダミドがある分解酵素により分解されることにより、リン酸エタノールアミン(PEA)が生じることが判っています。
また、脂質メディエーターは、細胞膜にあるGタンパク質共役受容体(GPCR)に結合、作用し様々な疾患に関与していることも広く知られており、創薬領域でも注目される重要な生理活性物質です。
以前からHMTは、ADVANCED SCAN+(プラス)というプランで、CE-TOFMS+LC-MSの最強網羅サービスを提供しており、脂溶性物質の解析は行っていました。
今回、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography; LC)とタンデム質量分析計(Tandem Mass Spectrometer; MS/MS)を組み合せた分析装置である LC-MS/MS の併用による、
【CE-TOFMS+LC-MS/MS】の「Mediator-Scan」プランは、
明確に、脂質メディエーター400種までを含めたターゲット拡大をした網羅的解析の提供を行うことを示しています。今後は今まで以上に積極的に医療、臨床研究分野での顧客拡大を狙い、ヘルスケア関連への関与を目指し、存在感を増していくはず?だと思います。
ちなみに、例えば島津テクノリサーチは既に「脂質メディエーター、LC-MS/MSメソッドパッケージ」で158種成分のサービスを提供しています。やはり、島津は全てが洗練されています、HMTがどれだけヘルスケア領域でシェアを獲得できるか注目です。
ttps://www.shimadzu-techno.co.jp/annai/h04-06.html